『ゲゲゲの鬼太郎/千年呪い歌』完成披露試写会・レポ② | ひょうたんからこまッ・Part2

『ゲゲゲの鬼太郎/千年呪い歌』完成披露試写会・レポ②

『ゲゲゲの鬼太郎/千年呪い歌』

完成披露試写会・レポ

公式サイトhttp://www.gegege.jp/
7月1日(火)
於:代々木競技場第2体育館

開場:17:30

開演:18:30

<司会>

伊藤さとり

<ゲスト>登壇順(敬称略)

本木克英監督
間寛平
上地雄輔

大泉洋

佐野史郎

田中麗奈

ソ・ジソプ

室井滋

寺島しのぶ

北乃きい

緒方拳

ウエンツ瑛士


久しぶりに晴天のイベントでした。

主演のウェンツ君は勿論の事、さらに韓国の人気俳優ソ・ジソプさんも、

登壇するかもしれない完成披露試写会とあって、

多分応募総数はかなりな数に上がったのではないかと思います。

私も応募したもののやはり壁は高く今回は当選運を逃しましたが、

代わりに見事当選した友人の誘いに乗せていただく形で、

昨日このレアなイベントに参加することができました。

当初はソ・ジソプさんの来日は明らかにされていませんでしたが、

さすが韓流スター、ファンの方々が会場に沢山いました。

主役のウェンツ君のファンと2分する形で会場を埋めていたような気がします。

私が個人的に嬉しかったのは、招待状にもサイトにも、

来場予定ゲストとして名前が上がっていなかった「ネズミ男」こと大泉洋さんが、

会場に姿を現してくれたことです。

やっぱり「鬼太郎」「ネズミ男」の存在は欠かせませんよね。

1階アリーナ席はウェンツ君のファンクラブ枠席でしたが、

「インディ・プレミア」のあった第1競技場や、
「スピード・レーサー」の東京ドームのような大きな会場ではないので、

特にアリーナ席でなくても、十分舞台挨拶も映画も楽しむことが出来ました。

それでは順を追って昨日の流れをまとめてみます。



まず入り口で、イベントで使うペンライトを渡されました。
ゲゲゲ

団扇と、座席指定券、黄色い棒は使い終わって効力を失った(笑)ペンライトです。

会場に入ると、さっそくこの妖怪が出迎えてくれました。
ゲゲゲ

携帯で、しかもノンフラッシュ撮影だったので、写真があまり綺麗に撮れていません。
ゲゲゲ

座席表示の看板。これは「O列」と言う意味です。

2階席にはソ・ジソプさんのファンらしき方が多かったような感じですが、
(私も「ガラスの靴」や「ごめん、愛してる」のジソブさんは大好きです)

「鬼太郎」ファン、あるいは田中麗奈さんのファンと思しき男性の姿もちらほらと。

開演時間が迫り壇上にフジテレビアナウンサーの軽部真一さんが姿を現すと、

それだけで場内が湧き、ヒートアップ!軽部人気もなかなかです(笑

入り口で渡された「ペンライト」を折って準備するようにと、

その軽部さんからまず指示がありました。

さらに、映画の宣伝用の「絵」を撮るために一部の「運の悪い観客」が、

「ニッポンの夏、ゲゲゲの夏」と言う文字看板を持つことになり、

イベント本番に向けてその練習をさせられました。

軽部さん曰く逆に「ある意味看板持ちに当ったことは運が良いことかも~」

でもその看板持ちの役は、どう見ても運の悪い当り役でした。

実は私もその一部を持つ役に(運悪く)当ってしまったのですが、

練習の時も本番でも、重くて手は痺れて来るわ・よく会場が見渡せないわで、

何だかな~と言った感じでした。

映画を盛り上げるために、本番でもしっかり協力はしましたが(笑


ここからは暗がりの中で控えたメモを頼りに、

いつもどおり記事を書くことにします。

記憶違い・細かいニュアンスの違いはご容赦くださいませ。

ゴ~ォォォォォン!

カァカァカァ・・・。

怪しい墓場の効果音と共に「ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ~♪」とテーマソングが。

すると自然発生的に会場でも皆合唱し始めると言うノリの良さに、

改めて壇上に現れた軽部さんも、「この協力体制が良い」と笑っていました。

「鬼太郎」のテーマソングは、子どものころから耳に馴染んできた曲。

歌いやすいメロディーでもあるので、

ついうっかり口ずさんでしまう気安さがありますよね。
「マッハ!GO!GO!GO!」のテーマと同じく乗りやすい曲です。

私もつい一緒に歌ってしまっていましたから(笑
開演時刻になり、まず本木克英監督が壇上に姿を現します。

軽部アナウンサー

第1作目から1年2ヶ月ぶりに2作目の公開となりました。

皆様は完成したばかりの作品を一番早く観ることの出来るわけです。

監督の今の気持ちは?

本木克英監督

今日はご来場いただきありがとうございます。

ドキドキしています。

出来たばかりの作品を見る事が出来る皆さんはラッキーです(笑


軽部アナウンサー

1作目とはタッチが違う作品でパワーアップしていますね。


本木克英監督

CGなどの表現方法で、

日本映画でもこんなことが出来るんだという技術を使いました。


軽部アナウンサー

私も本作には「つるべ火」として出演しています。

前回は出ていても殆ど観た人にわからない状態でしたが、

今回ははっきりとわかる出演になっていますよね。


本木克英監督

ワンカット多かった・・・。

(笑い)


ここでどうやら残りのゲストの準備が遅れているらしく、

軽部アナウンサーと、監督が「カンペ」をみながらトークを引っ張ることに(笑


本木克英監督

今日はそれぞれファンの方が舞台挨拶を楽しみにしていることと思いますが、

舞台挨拶の後はちゃんと映画も観てね。

(軽部さんに映画の見所を聞かれて)

この映画はどう入るか、入り方で色んな観方が出来ると思います。

好きな出演者が出ているなら彼に感情移入して観てもいいし、

それぞれ色んな登場人物に感情移入できると思います。

若い人から、原作ファンの年配の方、男性でも女性でも、

皆に楽しんでもらえると思います。

全編見所がありますが、後半は一挙に見せ場があるので期待してください。


軽部アナウンサー

前より怖くなっていると思いますが。


本木克英監督

冒頭で怖いです。でも鬼太郎ファミリーが出てくると楽しくなります。

怖い→面白い→怖い→面白い。

そんな感じで、アクション・CGなど見所満載です。

映画のCM動画の協力もよろしくお願いします(笑

(ハイ、看板持ち頑張ります・・・)


ここでやっとゲストが登場。

上に書いた入場順での登壇となりました。

改めて監督からひとこと、その後順に来場ゲストの挨拶へと続きました。


本木克英監督

前回よりパワーアップして、最後まで楽しい仕上がりになっています。


ウエンツ瑛士さん

(来場へのお礼)

出来上がったぞ~!!

言いたいのはこれだけです(笑

何100人ものスタッフと作りました。

皆に観て貰って宣伝してもらいたいと思います。

今日は、楽しんで行ってください。
(1作目との違いを聞かれて)

僕の演じた鬼太郎も1作目とは違います。

新たに作り直した感じです。

今回は鬼太郎の原点も描かれています。


北乃きいさん

こんにちは、比良元楓役の北乃きいです。

(来場へのお礼)

初めてのワイヤーアクションや、

非現実的なストーリーを演じる中で悩んだり考えたりしたことを

監督と相談しながら演じました。

少しでも多くの人に観て貰って、観たことや感じたことを、

伝えてもらいたいと思っています。

(実は映画に登場するのは皆妖怪。北乃さんだけが唯一の人間でした。

司会に、たったひとりの「人間」としての感想を聞かれて)

見た目は怖いけど、妖怪は皆心が優しい人たちでした(笑


田中麗奈さん

猫娘役の田中麗奈です。

(来場へのお礼)

前回よりもパワーアップしています。

迫力の有る素晴らしい作りになっているので、ぜひ楽しんでください。

続編で3作目が作られるなら、また是非猫娘を演じたいです。
ここで司会の軽部さんが、

「ねずみ男との絡みが多いが本当は鬼太郎とねずみ男とどちらが好き?」

と質問した所、期待通り大泉さんが割って入ります。

大泉洋「それって、必用な質問?」(会場笑い)

ウエンツ瑛士「必用でしょう。」

大泉洋「ここで<ねずみ!>と言う人はいませんよ。」(会場笑い)

田中麗奈さん

観てもらえれば分かります(笑

鬼太郎に対しては「恋心」「家族」「仲間」「親友」と言った、

ひとつでは言い表せない愛があります。

ねずみ男は片隅でそれを見守る、兄みたいなそんな存在です。


大泉洋さん

(「臭いけどヒーロー」と紹介されて)

ありがとうございます、ねずみ男の大泉洋です。

これで最後の曲になります。(軽いジョークに会場笑い)

何で体育館で開催されているのか、訳の分からない完成披露です(笑

今日はウェンツのお陰で(ついでに)ワー!キャー!言われて良かった。

(いや、どうしてなかなか。

彼のこの日の騒がれ度は、ウェンツさんやジソブさんに迫る勢いでした)

この映画は感動的でうるっと来ますが、自分ながらねずみ男に腹が立つ!

何よ!と、改めて思いました。

でも、やりがいの有る役でした。
(いつもトークで湧かせてくれてありがとう・笑)


間寛平さん

子なきじじいの間寛平です。

(来場へのお礼)

1作目では夏の撮影で「裸に蓑」と言う格好で蚊に咬まれ、

この2作目では冬の撮影で「裸に蓑」と言う格好で寒くて(笑。

待ち時間に焚き火に当っているうちにが焼けて、

4~5人がかりで消してもらいました。

あの時焼けて死んでたらお蔵入りになっていました(汗

砂かけ婆(室井滋さん)に話したら、

「もう一回、燃えてみいひん?」と言われてしまった。

今回は後半に活躍して固~い石になります。

(軽部さんに、鑑賞前だからネタバレ駄目ですと言われていました)


上地雄輔さん

ども!(上地ノリに会場笑い)

さとり役の上地雄輔です。

挨拶考えて準備してこなかった・・・。

足元の大して悪くない中、奥地でもない所に足を運んでいただいてありがとう(笑

馬と鹿で馬鹿と呼びますが、

今回はその片割れの鹿の妖怪を演じて完璧な適役だと思いました(笑。

(羞恥心の仲間はどう言っているかとの質問に)

某番組(ヘキサゴン)で奈良に行ったのですが鹿に地図を食べられてしまって、

目的に着くのが大変でした。

鹿に憑りつかれているんだなあと思いました。

鹿に成り切りました。


ソ・ジソプ

夜叉役のソ・ジソプです。

こんにちは。

私も飛行機で飛んできましたが、

皆様もこの会場に来て頂いてありがとうございます。

このような素晴らしい舞台にご一緒できて嬉しいです。

(会場は大変な声援)
この役を受けるに当って、まずイラスト(原画?)が気に入りました。

台本も楽しめました。

(韓国を離れて)新しい場所で、新しいスタッフや役者さんと共に、

新たな環境で仕事に入れたことが良かったです。

新しいことに挑戦することは、役者としての成長に必用なことだからです。

(メモには書ききれませんでしたが、以上のようなことを言っていたと記憶しています)

観て、楽しんで、幸せな気持ちになってもらえると嬉しいです。

(終始舞台上で汗をぬぐっていたジソブさん。少々壇上が暑かったのかな?

具合でも悪いのかと心配なくらいに滝のように流れる汗でした。)


佐野史郎さん

蛇骨婆の佐野史郎です。

沢山の愛をありがとう。

今日は気合いを入れて勝負服で来ました(笑

(蛇柄のスーツでした)

「ゲゲゲの鬼太郎」は少年マガジンで連載されていたころから大ファンでした。

実写版に参加できて光栄です。

子どもも大人も楽しめると思います。

応援よろしくお願いいたします。

(軽部さんに「なぜババア婆役を!?」と言われて)
有無を言わせず監督に「ババア役」だと言われました。

この特殊メイクが凄くて自分的に(キワモノでは?)歴代3位に入ります。

あのマザコン役を超えています(笑


寺島しのぶさん

濡れ女役の寺島しのぶです。

(来場へのお礼)

作品の大ファンだったので、妖怪の一員になれて光栄です。

千年呪い歌を呪いをこめて歌いましたので、7月に入ったことですし、

観てひんやりしていただきたいと思います。

まだ完成作品を観ていないので、お金を払って劇場に観に行くのが楽しみです。

(特殊メイクが凄いですねとの質問に)

佐野さんとメイクにかかる時間の競争になりました(笑。

細かい鱗をひとつずつ貼るので時間がかかりました。


室井滋さん

砂かけ婆です(笑。

こんばんは。

砂かけ婆の次は猫娘の役を狙っていたのに駄目でした(笑

ババア役なので私は殆どメイク無しでOKです(笑

前よりもメイク時間がさらに短縮し15分しかかかりませんでした。

老けたのでババア役全然OKです。

子なき爺とは今回フルムーンっぽくなっていますが、

夫婦ではありません(笑


緒方拳さん

こんばんは、ぬらりひょんです。

皆、メイクしなくてもそのままお化けみたいな人ばかりです(笑。

楽しい現場でした、ありがとう。

ぬらりひょんの頭のメイクは大したことはないです。

2時間くらいかかりました(笑

もともとお化けは大好きです。

ここから原宿の駅までお化けの出るポイントが沢山ありますから、

気をつけて帰ってください。

(本当?ゾ~ッ)


軽部アナウンサー

最後に主役のウエンツさんから一言メッセージをお願いします。


ウエンツ瑛士さん

楽しく無いわけが無い!

ぜひ、正直な感想を伝えていただきたいです。

楽しく無いわけ、無いから!

原作を昔から愛してきた大人の世代にも楽しんでもらいたいです。

最後の最後まで席を立たないで、しっかり見逃さないでください。

ありがとう。


この後出演者は移動し、

客席の私たちの作った文字「ニッポンの夏、ゲゲゲの夏!」を背景に

フォトセッションを行いました。

文字をバックにゲスト全員が立ち、

「ニッポンの夏、ゲゲゲの夏!」を会場の観客全員で叫びながら、

手にしたグリーンのペンライトを振っている絵が、

映画のCMに使われるようです。

ウェンツ君や、ジソブさんが客席を振り返るたびに黄色い歓声が飛んでいました。

全部で40分ほどの長いイベントでしたが、

殆どフルキャストが登壇すると言う本当に豪華な舞台挨拶となりました。

参加できて本当に良かった・・・。

誘っていただいたsalleanaさんや、つぶあんさんに感謝です。

映画本編は、監督たちが言うほど怖くは無かったですが、

遊園地に行った様な楽しさのある作品になっていました。

今回笑えたのは、上地雄輔君の演じている妖怪さとりす。

ご覧になれば分かりますがちょっとキチャナイ役です。

キチャナイ役ではねずみ男と同等とも言えます。

そしてそのねずみ男、今回もある意味ヒーローです(笑

ジソブさんはかっこいい妖怪でした。

とにかく彼が登場するたびに敵役なのに、

会場から声援が飛ぶと言う変った現象が(笑・・・。

何にせよ、敵役は魅力的である方が物語に膨らみが出るので

それはそれで悪くはないのですが、

妙なところで歓声の起こる会場の反応はかなり面白かったです。

ウェンツ君は、この当り役を次回作に是非繋げてほしいですね。

そうそう、冒頭では「鬼太郎」原点が語られます。

そしてエンドロール後の映像もお見逃しのないように、

席を立たないようにしてくださいね。

作品についてはまた後日、書けたら感想をアップします。


ウエンツ瑛士さんのブログに当日の記事あり