ハイっと言うわけでハイエナ坪井です。

チョメナイ打ち上げ。
朝まで、グデングデンに酔いながら。帰り道はビデオボックスに行く行かない、奢れ奢らないで醜く言い争いするメンバーを尻目に。

帰りの電車のシートに腰を深くおろしてしばしの眠り。

目を覚まして
昼からの仕事に備える。
NHK
ビットクン
アテレコ

明日の夕方放送される。今回は。。

そういや今日雨ふるんだっけ?
朝の記憶が蘇る。

よせば良いのに一緒に来ていた、マイルド竹田氏とブーブーメガネ似合わない金子と社食に。

それでもそんな大した時間過ごしてないのに、玄関から薄暗い気配が漂っている。

まさか。
まさかだった。

雨は大方の予想夕方前を大きく早めて降り出していた。

急いで自転車のペダルをこぐ。

何故と聞かれれば、予報は本格的に降る。だったからだ。


とはいえ自転車で幾ら飛ばしても渋谷から野方まで一時間近くかかる。最初の五分で帽子がびしょ濡れになり、次の五分でズボンは色を変えた。

茶色のズボンのモモあたりが雨に濡れて、焦げ茶に鈍く光って。その後は惰性でパンツまで到達する。

一々
ヒョエーとかましてる暇も無いので、とにかくペダルを漕いだ。

だって目の前には帰り道の最難関、心臓破りの坂があるのだから。

一気に力を解放。坂に挑む。すると後ろから影が迫る。

ママチャリだ!
しかも奥様
子供連れ。

グーンと一伸びすると、あっという間に我が輩を抜き去り坂を上がっていく。

奴は連邦のニュータイプ?
段付き?
いやっ。
サドルの下に電気を溜め込んで己のパワーにする、あいつは電動式自転車!

幾らそんな文明の利器を積んでいようと、同じママチャリ。しかも子供を積んだ女性に負けるわけには行かない。

更にモモに力を送り漕ぎ出す。モモに力を入れる度に、濡れたズボンがモモを撫でる。

ヒンヤリとそして濡れてモモに引っかかる感じはこの上なく気持ち悪く、
上司の中年部長にセクハラされるOLの気持ちがよくわかった。

気付けば我が輩は坂中腹でママチャリママさんに並び再び抜き返すところまで来ていた。

後一漕ぎ!



出ない。
後一漕ぎが雨で濡れて冷え切ったモモを固くしていた。

リタイヤ。足をついてしまった。

ハハハハと笑いはしないが横目にそんな自慢気なママさんのニヤリが見えた気がした。

告!
今日あの坂で我が輩を打ち倒したママさん。
明日同じ場所にて再戦を申し込む!

いざ尋常に勝負!勝負!

ではでは又〆








takanari〓tsuboi