きのう、越前漆器協同組合意見交換会にお招きいただきました。
漆器組合の皆さまには、慶應大学との連携による新製品開発、販路開拓事業やインターネットでの海外販売、越前ものづくりの里プロジェクトでの後継者育成事業や5産地連携による首都圏でのPR事業、さらに大型山車制作など、枚挙にいとまない事業を展開していただいており、全国の漆器産地の中で一番元気のある産地であると誇りに思っております。
昨年からは東京藝術大学三田村先生を中心に漆文化でのユネスコ無形文化遺産登録に向けての運動を始動し、6月には国際シンポジウム、11月には国際漆芸展を開催していただき、グローバルな視点で新しい漆器の可能性を探究し、併せて日本の漆文化がいかに素晴らしいかを国内外に発信していただきました。
昨年の漆ジャパンサミットでも参加市町村の首長による共同宣言として登録へ向けた連携を確認したところです。
加えて11月の伝統的工芸品全国大会では、漆器組合の皆さまには準備および開催中の実演、体験など多大なる尽力をいただきました。
その甲斐あり、全国から多くのお客様にお越し頂き、越前漆器を含む福井の伝統工芸の魅力を直に見て、体験していただけました。
当初の入場者数7万人の目標も達成することができ、厚く御礼申し上げます。
3月にはいち早く免税システムを導入され、今後増加が見込まれる外国人観光客への対応を準備されると伺っております。
このように常に先を見ながら新しいことに果敢に挑戦される姿勢には、まことに頭が下がる思いであり、1500年という長い年月、絶えることなく越前漆器が進化してきた理由をその姿勢の中に見て取ることができます。
私の今年の夢は、酉年に因み、運気や有効な情報を「取り込み」、世界の大空に向け飛び立てるような実りある一年にすることです。
本市には、眼鏡・繊維・漆器・農業・ITなどの産業をはじめ、市民協働のまちづくりや学生など若い人たちとの交流、さらには歴史・伝統・文化・自然など豊かな地域資源に満ち溢れています。
これらの地域資源や宝をさらに堀り起こすとともに、国内外に積極的・効果的に情報発信することで、地域全体のブランド力向上を目指し、新たな産業や文化、地域資源を生み出す取り組みを行って参ります。
漆器組合の皆さまに習い、挑戦する姿勢を持ち続けたいと思っております。
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