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6月16日から19日の期間で、「越前漆器を中心に日本の工芸産業の未来を創る」をテーマに越前漆器国際シンポジュームを開きました。
 
東京藝術大学の三田村有純教授と、東京藝術大学に海外から漆芸等の工芸を学びに来ている各国の博士や修士の学生を招き、越前漆器の産地等を視察して、歴 史、技術をどのように活かし、新たな商品開発や海外等への販路拡大の展開について、各国の文化や生活習慣を踏まえ、今後どのようにして世界に展開して いったら良いか、また、インバウンド、アウトバウンドへの対応など産地の戦略的な提言等も発表する企画です。

6月16日(木)は、東京藝術大学の海外の修士学生たちとシンポジウムオープニング式。  2日目には越前漆器産地内の工房や漆器店の越前打刃物、越前和紙の見学。3日目には丹南地区のめがね、石田縞織、越前焼、河和田地区と片山地区の漆器神社などを見学。

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今日は、ウルシの里会館での発表会でした。

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8名の留学生の皆様が、2日間視察した産地の感想を交え新たな提言も。


三田村先生の「発表のまとめ」のあと「日本の漆文化のユネスコ無形文化遺産登録推進」へのキックオフ、🎊割りで気勢を上げました。
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留学生からは、産地全体を「文化の塊」と表現、京都との比喩は興味深いものでした。

また、伝統+進展+教育=保存の提言や、伝統文化は変化がなければ廃れていくとの発表は納得でした。

鯖江には、「もの」[コト]全てのことを生み出すイノベーション(創造)の気質が培われており、それらを背景に市全体が「イノベ―ティブ(革新的)」であります。

眼鏡、繊維、漆器すべてが成熟産業、その中での生き残りは、新素材、新技術の創造であり、新商品、新製品の開発でした。

専業化された分業体制の中で、地域全体で起業家や経営者を支える、オープンで内発的なイノベーションが活発に創発されてきた地域でもあります。

地場の産業が地元の企業同士の情報共有や競争によって生き残ってきました。

既存産業の高度化へのポテンシャルを秘めた国内でも数少ない地域、地域協業による内発的発展の方向は間違いでないことを確信する、いい機会でもありました。

今後の展開が大いに楽しみ、期待が膨らんできました。

今後ともよろしくお願いします。


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