第１回の鯖江市総合戦略推進会議を市役所で開催しました。
昨年１２月に、国は少子・高齢化社会の進展に的確に対応し、人口減少社会に歯止めをかけるとともに、東京一極集中を是正し、それぞれの地域が自らの地域資源を活用して、将来に向かって活力ある地域社会を創造することを目的とした、「まち・ひと・しごと創生法」を制定しました。
鯖江市でも今年３月に計画期間を２８年度末まで２年間延長する「第５次鯖江市総合計画改訂版」を策定しましたが、その中で重点施策である「鯖江ブランド」づくりと「人の増えるまち」づくりに継続して取り組むこととしております。
鯖江市の人口は平成２５年１１月から減少傾向にあります。平成２６年１１月および今年４月には対前年同月比において増加に転じるなど回復傾向にもあるように見えますが、決して楽観できる状況ではなく、今後、少子・高齢化が一層進展することが懸念されることから、人口減少の克服、地域経済の活性化、さらには安全・安心で豊かな地域社会を形成することなどが課題となってまいります。
鯖江市には他の自治体にはない、眼鏡・繊維・漆器に代表されるものづくり産業やＩＴ産業、市民協働のまちづくり、豊かな自然、歴史、伝統、文化など、世界に誇れる宝が集積しています。
これらの地域資源を有効に活用し、国および福井県が策定する「まち・ひと・しごと創生総合戦略」との連携を勘案しながら、人口、経済、地域社会の課題に一体的に取り組むための「鯖江市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を、１０月を目途に策定したいと考えております。
私からは、３０分間の時間をいただき「鯖江版総合戦略」の考え方をご紹介させていただきました。
４月１１日と１２日に安倍総理、稲田自民党政調会長がそれぞれ鯖江市にお越しいただき、地方創生に向けた企業や市民協働、オープンデータの取り組みなどを視察いただき、鯖江市の取り組みを高く評価いただきました。
２０名の委員ならびにオブザーバーの皆様には、市民の目線、生活者の視点、また専門的な立場からからご意見を賜り、ご答申を賜りたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
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