「次世代産業にどう取り組んでいくか~10年後の鯖江市の産業について~」をテーマとして、未来の鯖江を担う各業界の若手経営者や技術者が、将来の夢について、行政や経済会の代表者とフリートークスタイルで語り合う、「ものづくり鯖江未来創造会議」を8月4日に立ち上げました。
爾来3回にわたり論戦を展開、提言として纏めることになりました。
安倍政権は人口減少問題や地方活性化に取り組む「地方再生」が最重要課題。
昨日開会した臨時国会を「地方再生国会」と位置づけ、本格的に稼動することとなりました。
本市は、これまで眼鏡、漆器、繊維の三大地場産業を中心に発展してきました。
鯖江産地は、眼鏡のチタン精密加工技術や表面処理技術、繊維の炭素繊維の開発による複合材料の可能性や繊維のプラスチック化によるイノーベーション、漆器のメディカル部門への進出など、高度な技術を有する企業が集積する世界でも稀有な地域となっています。
ここで培われた高度な産業技術を活かし、既存産業の継続的発展と共に、次世代産業として成長が期待される分野においても、今後地域をリードする企業による新製品、新技術開発を支援、育成することで本市のものづくり産業の裾野を広げていくことが重要です。
一つには、ものづくりのまち鯖江の地場産業の高度な技術を活かした、メディカルバレーの集積地を構築する。
二つには、ITの企業誘致も含めて、ウエアラブル関連産業集積を目指した、ポスト地場産業を育成する。
三つめには、既存産業の高度化による、産地のブランド化、情報発信、マーケッティング、デザイン向上による差別化された産地の育成強化を図ることです。
アベノミクス第三の矢で、ITと医療を成長戦略のコアに位置づけ、医療機器は弱電、自動車に次ぐ成長産業としております。
ものづくり鯖江産地に好機到来、産業構造の変革によるビジネスチャンスが生まれそうです。
地方から国を変える。
若者に魅力と誇りの持てる、ものづくりのまち鯖江を目指してまいります。