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部課長会特別講演会に、サカイオーベックス(株)三田村庄一 会長さんを講師としてお招きしました。


去年の1月4日、繊維協会の賀詞交換会で是非ともとお願いして、ようやく実現した念願の講演会。


三田村会長は、本市の下新庄にお住まいで生粋の鯖江人。


そして、サカイオーベックス(株)は本市が創業の地。


演題も「鯖江市とサカイオーベックスのあゆみ」でした。


会長さんは、登山を趣味とされるイノシシ生まれで、イノシシ武者を掲げておられますが、決して猪突猛進でなく、緻密な計算のもとでの企業経営に徹しています。


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講演の中では、企業と役所の違いに触れられました。


企業は自ら生産し販売して収入を上げているが、役所は税金から収入を得ている。


経費についても、企業は予算以内で余らせるよう努力するが、役所は予算どおりで余らせない。


したがって、収益でも企業は営業利益を上げ配当できるよう努力するが、役所はゼロ。


倒産という危機感がないなどを指摘されました。


そのほか、役所はセクショナリズムで壁を作り、蛸壺の中に入っているようだとも。


自分の言ったことには責任を持つことが、企業人としての最低の責任。


3ヵ月毎の企業業績報告では、言ってることと3割狂えばマイナスは当然ですが、例え、プラスであっても株主総会での説明責任があるとのこと。


年4回の通知簿、学校の3学期3回の通知簿より多い。


株主責任を果たす企業の厳しさを、学ぶことができました。


市民は株主、心すべきです。


武者小路実篤先生 のことばで、社是としている、出来る出来る必ず出来る、出来ると思えば必ず出来るが締めくくりのことばでした。


三田村会長さんには、お忙しい中6時から8時近くまで楽しく身になるご講演、本当に有難うございました。