22日に提案された市会議案は、当事者に充分知らされないまま29日の委員会で可決されてしまいました。
賛成したのは、自民党、公明党、提案した維新の会。
反対は、共産党、翔の会(民進系)、馬場議員。1票差でした。

この条例を提案された方には、非正規で働く多くの公務員が市民の福祉増進の役割を担っている大事な存在だということが理解できないのかもしれません。

「やりとげたい仕事が、たまたま非常勤の募集しかなかった」「長く経験を積むことでトラブルの発生を未然に防ぐことが出来たり、更に先輩職員の子どもへの声かけを聞いて、学ばされたり」「1年目は報酬が少なかったけど、独身で親元で甘えられた。今は結婚もし、今後の子育てや親の介護など、経験年数加算があるので安心できる」

当事者のかたから、そんな声を聞かせてもらいました。正規職員と同じように、誇りをもって仕事している人たちのモチベーションを下げ、社会的評価を下げ、多いひとでは月に5〜6万円の収入が下げられる。

非常勤の多くは女性です。女性の貧困、子どもの貧困につながる雇用の破壊を進めることは、時代の流れに逆行していると言わざるをえません。