魂⑥「戦いを好む種」 | 獏井獏山のブログ

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「宇宙進化の手段」(宇宙の意志)

・宇宙は自らを進化させる努力を払ってきた。宇宙の一部である「地球」の進化は、人の力を通じて行われてきたし、今後も続く。

・宇宙は、地球の進化の或る時期、猿から人への進化の過程で「争いを好む種」を生き残らせたのは、「相競う」ことの中に「進化する力」を見出したからであろう。

 

「生き甲斐の根源…競争原理」

・何世紀も前に人間が猿から進化する過程において、

Ⓐ「戦いを好む種」と、Ⓑこれと反対の利己心や競争心の微塵も無い「助け合う心を持つ種」が、1つの山の表側と裏側で生活していたが、自然環境等の差異や変化によって、Ⓑが滅び、Ⓐが生き延びたのが今の地球人だと伝えられている。

・神は何故このような結果を選んだのか。考えるに、苦の世界に生きる人間に競争心を持たせることで、魂の成長を促すことを目したのではないか。

 若しⒷを残せば、それは「神聖天国」と極似する楽園となるので、魂の成長にとって意味をなさないと判断したに違いない。

・戦うこと、競い合うことに依って、必死に生きようとする人間社会を作ったのである。

・現に地球上で生きるモノ全てが競争原理で動いている、と云っていい。

 国家・地域や人種間における「戦争」を持ち出すまでも無く、身近な生活圏の中においても、全ての人間は他者との競争を基本姿勢として日々生きている。多種多様な競技は元より、自己の姿(顔形や服装、等など)・持ち物の大きさや形・知識・資格 等々、全ての分野において見栄を張り他者に勝つために競い合って生きている。病苦や災害を凌ぎつつこれらを最大の生き甲斐として心身を傾注し続ける努力が死した後も含め永劫不滅の魂の成長につながる、と神が認めた結果と考える他あるまい。

 

・人間は本能的に「人生の基本は欲望を満たすために戦う事」と考える性を持っている。この事が人生における苦の発生源ともなっている。

・自己が今日まで生きてきた軌跡を振り返ってみればそれが分かる。子供の時は勉強やスポーツや習い事で他者に勝つことを目標にするよう躾けられ、やがて大人になると「財・権力・勝負事・見栄…等々」あらゆる面で他者と競い合うことで欲望を満たすことに明け暮れ、そのために幾多の苦難を凌いで生きてきたことが確認できるだろう。(学校、職場、地域社会、○○全国大会、○○世界大会、戦争 etc.

・他者に勝つためには競争心を昂揚させ、常に工夫し実行する努力が必要になってくる。その中で、病苦や災害をも凌ぎつつ正々堂々と戦うことが必要なのである。正々堂々と…人を殺さず、悪事を働かず、騙し欺かず、ズルをかまさず、…。

・「神聖天国」の支配者である神は、そのような努力こそが魂の成長をもたらすものと定めたに違いない。

 

・しかし争いの果てに、人類は地球の進化の担い手である人類自身を全滅させかねない「核」を生み出した。そこまでの競争激化を神が許したのは何故か。

・また最近、連日のように、目的の有無を問わず無差別に人
を殺傷するニュースが後を断たない。これは「争いを好む種」が意味もなく力を誇示する典型の図であって、進化のための必要な課程とは解し難い。これがたとえ「争いを好む種」が持てる悪い面を放逐するための膿出しの最期の機会として、天(神)がこの時代に悪玉を集中的にこの世に生まれせしめたとしても、その真意は理解し難い。