なぜ琴冠佑が!?やり切れない思いでいっぱいの今日この頃の私のmindが何かを叫んでいる。。。 | 音楽の聖地を訪ねる風来坊の日記

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付和雷同な生活を送っているhuman beingsの日記であります。
以上。

皆さんは、もう知ってると思いますが、幕下の琴冠佑が、勢を殴った責任を取り、引退しました。


琴冠佑は、プロフィールを見ればわかると思うのですが、このブログをはじめた1年前から、好きな力士の欄に名前を入れていたので、この出来事は、衝撃的でとてもショックです。


今回は真面目に書こうかな。


超ベテランで、味のある相撲で、多くの名力士を生み出した北の大地、北海道出身ということもあって、昔から応援してたのに、正直、裏切られた感があります。ベテランががんばってる姿を見て、勇気付けられる人がいるのに、また、若手が発奮すると思うのに、このような行為は相撲道に反するのではないだろうか。


ここまで、琴冠佑の批判だが、中立的な立場から見るために、琴冠佑の立場に立って、この出来事を考えたいと思う。


取り組みを見ていないのでよく分からないが、琴冠佑が怒ったひとつに、勢が、張ったというのがある?という情報がある。勢は若手で琴冠佑とは倍以上年が離れている。

つまりここで言いたいのは、琴冠佑が年上ということだが......


一昔前までは、先輩力士あるいは番付が上の力士には、張り手を見舞わすというのは、言語道断だったはずだ。

それが何時からか、当たり前の様になってしまった。


私がよく覚えているのは、まだ大関にも上がっていない朝青龍が大関・栃東との相撲で、張りまくって、栃東が鼻血を出した、という取組である。このときは、取組後、朝青龍が謝ったらしいが、この後、多くの相撲で、このような光景が見られるようになった気がする。その後、作法の軽視化が進んでしまった感は否めない。


そのひとつとして、私は、今回の出来事を捉えている。勢はもちろん、ベテラン琴冠佑に敬意を払うべきである。だから、今回だけでないが、ベテラン力士、番付が上の力士には失礼となるような相撲を取ってはいけないと、私は思う。


なので、勢だけでなく、すべての力士にそう言いたい。これも時代の流れ、と一言では流したくない。


もちろん、だからと言って、琴冠佑を擁護するつもりもない。琴冠佑は、品位を持ち、取組中と取組後を分けて、考えるべきであった。こんなことを言っても、もう遅いが.....


まぁ、結論としては、手を出した琴冠佑が悪いってことになるけど、今まで私が見た今回の出来事に関する情報は、すべて琴冠佑批判のものばかりで、偏ったものしかなかったので、これを書くにあたり、中立的にこの問題を捉えようと勤めた次第であります。


これで、私の応援する力士が一人減ってしまったことに深い悲しみと琴冠佑への失望を覚える今日この頃です。


佐渡ヶ嶽親方も、兄弟子であり、年上である、琴冠佑に、引退を勧告するこの思いは、つらいものがあったと思う。泣いて馬謖を斬る、気持ちだったのではないだろうか。


相撲は伝統文化であり、単なるスポーツではない。これは、琴冠佑と勢の両方に私は言いたい。