『パソコンが起動しなくなった』とご相談いただいたお客様。
その時は、HDDをスキャンしてなんとか復活したものの、
HDDに不良セクタが見つかってしまいました。
「このままではまた起動しなくなる」とお話しさせていただきましが、
年末なので、年賀状の作成など、パソコンは入り用。
とりま、この状態で年越しを乗り切って、また相談させていた大ますという話になりました。
年末年始は、普通に使えていたようですが、
やはりまた起動しなくなってしまったということで、再びの入院です。
時間はかかりましたが、スキャンディスクを行うことで、なんとか復活することはできました。
しかし、相変わらずHDDに不良セクタが存在します。
この不良セクタというのは、言ってしまえば物理的な故障ですね。
レコードや、CDに傷が入った状態と思っていただければいいと思います。
傷が入っているため、読み取りも書き込みもできない。
ただ、今回みたいにスキャンディスクを行うことで、
パソコン側がその不良セクタを避けて引き続きHDDが使えるようにしてくれます。
しかし、この不良セクタ、使い続けていくとその傷を広げる恐れがあるのです。
だから、早急にHDDを交換する必要があります。
そのため、こちらのノートパソコンもHDDを交換するのですが、
問題は、データやソフトウェア(OSを含む)をどうするかです。
今回のように不良セクタがあると、複製ができません。
かといって、新規にOSをインストールとなると、
デバイスとか元々付属していたソフトウェアが使えなくなります。
そこで、とったのが具合が悪いHDDがまだ使えるうちに、
リカバリーディスクを作成するということです。
今のパソコンは、昔と違って、
CDやDVD等のいわゆるリカバリーメディアは付属していません。
その変わり、内蔵HDDにリカバリー領域が設定され、
そこからリカバリーを行うようになっています。
しかし、今回のようにHDDに物理的な不良があったりすると、
リカバリーができません。
そのために、あらかじめリカバリーメディアを
自分で作成しなければいけないのですが・・・。
やってる人って少ないでしょうなぁ・・・。
だって、リカバリーメディアをつくるのに
DVD-Rが8枚も必要なんですから(;´∀`)
そして、1枚作成するのに30分ぐらいかかります。
というと、30分×8枚=240分(6時間)かかるんですよ。
そう思うとね、メーカーサイドもリカバリーメディアを作らないのも納得です。
そして、無事リカバリーができたパソコンがこちら。
リカバリー領域も含めて、工場出荷状態に戻すことができました。
これから、Windowsのアップデートやら、データの戻し作業を行っていきます。
みなさんも、パソコンを新しく購入したら
リカバリーメディアを作成することをオススメしますが・・・、
それをせずに、HDDが壊れてしまった場合は、
なんとかします!!