僕の家族は認知症にさせたくないです

認知症の方に医療・福祉を提供することは大変である。

僕の知り合いの親で、

ご主人が認知症になって奥さんが介護して、

結局奥さんが介護疲れで先に亡くなって、

認知症のご主人は施設で今も暮らしている。

こんなことは、僕の知り合いの話だけでは無く、

皆さんも良く聴くことだと思う。

認知症の親の介護に疲れて、

親を殺して一家心中しようとした京都の事件は

記憶に残っている人も多いと思う。

ネットで調べてみても、

似たような介護疲労によって身も心もズタズタになって

苦しんでいる方の記事は本当に多い。

認知症や脳梗塞による疾病や障害を
予防することが出来れば

どんなに良いだろうと思っていたのは
僕だけではないはずだ。
参考記事
アルツハイマー病と糖質制限

しかし、事はこれだけでは終わらない、

障害者に深く携わる仕事を
僕はさせてもらっているのだが、

医療・福祉の社会的サービスを受けるとなると、

多くの人の協力が必要となる。

つまりそれだけ多くの人に、

患者や利用者は家族を含めてプライバシーを

さらけ出さなければいけないのだ。

医療や福祉などで働いている者にとっては、

サービス提供に必要な情報共有ということになるが、

どこまでケアや治療に必要な情報かは

人によって判断は違うので

事細かに情報収集するのである。

つまり、医療・福祉サービスがなければ
生きられない状態に

なってしまった人とその家族は、

プライバシーはあって無い様なものなのだ。

人間生きている限りは、

他人に触れられたくない事も在るし、

知られたくない事も在るだろう、

そう言った事がいったん認知症になって、

医療や福祉が必要になると守りきれないのだ。

本当に恐ろしい(((( ;°Д°))))

認知症には僕自身もなりたくないが、

家族も認知症になって欲しくない。

糖質制限がアルツハイマー病を

予防するメカニズムを知らされてから、

僕はやっと米を食べないようになった母親に

「頼むから甘い物も食べないでくれ」

と頼む毎日である。