講演が続き、先日は小田原の報徳会館 までうかがってきました。
小売業の経営層の皆様とご一緒させていただきましたが
毎回、ものすごいパワーをいただきます。
こうして、機会をいただけることが本当にありがたいです。
モノが売れない時代、どのように売っていくのか。
クライアントさんに小売業が多いため、
常に現場に入って考えています。
そんな多くのお客様を通じて感じることは、
やはり『らしさ』の重要性です。
『らしさ』は、さまざまなところに宿ります。
“商品”
“サービス”
“空間・環境”
“それを届ける人”
全部を一緒に考えずに、ひとつひとつ考えていくことで、
見えてくることも多いのではないかと思っています。
今回は、小田原地区の皆様が対象でしたので、
神奈川で有名なドラックストアークリエイトエスディー さんなどの
事例をお話いたしました。
薬事法の改正で他業界からの医療品販売への参入や
各社が新規出店、FC展開、事業統合、などによる業容の拡大を図る中、
大きな支持を得て、売上を伸ばしていらっしゃいます。
1km圏内にターゲットを絞り、
その方々が求めるサービスを徹底に追求し、
常に自社らしさを築きあげていらっしゃいます。
“商品”では、化粧品30%タイムサービスがあったり、
チラシ配布を廃止することで、商品の低価格化を実現されている。
“サービス”では、特注センターを設けて店内にない商品でも、他社を探してくれたり、
季節ごとのイベントが盛りだくさんで、顧客を飽きさせない。
“空間・環境”では、整理整頓を徹底し、陳列に力を注いでいる他、
売場面積の広さで買いやすさを実現している。
“それを届ける人”では、子供が“おつかい”にきたら、一緒に家まで荷物を運んで届けることに始まり、
常に顧客想いの行き届いたサービス、またその社員のクオリティが徹底されるための
マニュアル構築や店舗間コミュニケーションも抜かりない。
常に自分たち『らしさ』を忘れずに、
『もてなし』を追求し続けている。
その姿勢こそが、こうして強いブランドを築くのだと感動します。