今日お昼休み、学科の電脳室(コンピューター室)にいたらZ老師からお呼びがかかった。

Z老師の研究室に行くと、香港人のエコーがいた。

エコーは私が2年生のときに香港から交換留学生として来ていて、そのとき仲良くなった。

今回はこちらに就職活動しにやってきたのだ。


Z老師はたずねてきたエコーと私をお昼に誘ってくださった。


大学の近くにある、私たちの学系の老師が経営する素食(ベジタリアン)手打ちうどんの店へ。

私もオープンして間もないころ少しだけアルバイトさせてもらったことがある。


お昼どき店は客満だった。 でも私たちの席はあらかじめ経営者の老師が空けておいてくれた。


ゆっくりゆっくり料理を楽しんだ後、さらにおしゃべりして最後は老師の研究室に戻ってまだ

3人で話していた。


私は一年生からこのZ老師が好きだった。(老師として!)


いつも落ち込んで歩いていた私にやさしく声をかけてくれたからだ。


ほかの老師は表面上だけ...っぽくってあまり親しくなれない。

何でもビジネスライクって感じだ。励まされることなんてない。


それは私が外国人だから特別そう感じるのかもしれないが。


でも外籍学生にとって、こういった何気ない心遣いに救われた気分になることだって

大いにあるのだ。


Z老師は国内のある国際ホテルに勤めていたので、本当のホテルマンだった。

(ほかの何人かの老師もそうですが)


でもいちばんホスピタリティ精神が豊富な老師だと思う。

やっぱり管理職を務めたからかな? っていうかお人柄だろうなあ。


でも寶島の学生は優しい老師よりも、もっと威厳のある威圧的でえらそうな老師が

往々にして好きみたいだ。(私には理解しがたいわっ)


優しい老師だと講義はサボるし、なめてかかることうけあい。

やっぱりそれは皆まだ若い学生だからかなあ。


だから、本当は優しい老師も、学期の初めはわざと厳しい老師を演じているよう。

しょっぱなから、なめられてはたまらないからかな。


でもそれはやっぱり私が外国人だから故の思い込みなのかも…