チベットの「バター茶」 | ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険!

チベットの「バター茶」

バター茶

「バター茶」はチベットを代表する飲み物。
映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の中でもブラッド・ピット演じる主人公が「バター茶」を飲むシーンがありましたね。
この「バター茶」「磚茶」というお茶に「ヤクのバター」を混ぜたもの。
「茶」+「バター」なんて、日本じゃとても考えられない組み合わせ!
今回チベット文化圏を旅行中に、私たちも挑戦してみました。   

口を近づけると、ぷ~んと鼻をつくヤクバター独特のキツイ香り。
まずはゴクリ一口目。  「・・・・?」。
ゴクリ二口目。      「・・・・・・」。
そしてゴクリ三口目。  「・・・・・・・・」。
うむむ、何度飲んでもマズイ。でもどこか知ってるような味・・・
「この香りといい、味といい・・・そうだ!ゴルゴンゾーラだ!」
「バター茶」青カビチーズをお湯で薄めたような味でした。
こんな中国の山奥でゴルゴンゾーラに出会えるなんて!
「これはチーズスープだ」と暗示をかけて飲んだら、かろうじて飲めました。
インスタントバター茶
街をふらふらしている時に見つけた「インスタントバター茶」。
珍しいので「お土産」として購入。
さっそく試しに飲んでみると・・・うーんやはりマズイ。
これをお土産として渡すのって、かなりの嫌がらせ行為かも?
ちょっぴり胸を痛めながら内モンゴルに帰省。
そして恐る恐るモンゴル族の友人達に飲んでもらうと、意外な反応。
みんな「おいしいおいしい!モンゴルのバターみたい」だって。
そういえば、チベットもモンゴルも食文化似ているもんね。
よかった、味覚違ってて。

ちなみに、ミルクがたっぷり入ったバター茶は飲みやすかったです。
でも、モンゴルの濃厚な「ミルク茶」 の方が断然おいしい。
お茶勝負の軍配は、文句なしでモンゴルの「ミルク茶」に!


【2005年国慶節 九塞溝、黄龍、チベッ文化圏の旅】
 1. 地球が生んだ奇跡 ~九塞溝~
 2. 神の水 ~黄龍~
 3. チベットの「バター茶」
 4. 九塞溝、黄龍 番外編
 5. 旅で出会った「チベット料理」
 6. 松藩-若尓蓋-合作-夏河 大移動! パンダ
 7. 祈りの街「夏河」
 8. イスラム教徒の街
 9. 黄河とラーメンの町 「蘭州」
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