相変わらず、選挙民が馬鹿だという論調の記事が新聞紙面を賑わわせており、こいつらが日頃耳にたこができるほど繰り返していた「民意」とやらは、一体何を意味する言葉なのかと真剣に考え込んでしまう日々である。

 

 東京新聞に小泉自民寄りくっきり 20代のココロ という、自民支持の若い層をくさし、コメンテイターに「思考放棄だ」と言わせて、一方で「練馬区の大学生(20)が『小泉流は気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返すような横暴な手法で支持できない』と強調するなど、きちんと意見を話す若者のほとんどが野党の支持者だ。」などと印象操作をするような記事が載っている。東京新聞がなぜ有権者をここまで腐すか、からくりを知らない人はきっと後で背筋がぞっとすると思うので読んでおいてもらいたい。

 言わずと知れた民主党党首の岡田“ジャスコ”克也氏は、その父・岡田卓也氏がイオングループの総帥であり、兄の元也氏がイオングループ社長であることからジャスコジャスコと呼ばれているわけだが、その弟の昌也氏は、中日新聞勤務と はてなダイアリーには書いてある。


 さて、このサイト によれば、岡田党首の弟の高田昌也氏は中日新聞・東京新聞記者となっており、このあたり から、高田昌也という記者が東京新聞政治部所属ということがわかる。

 この高田昌也氏。同姓同名の別人なのだろうか。それとも岡田克也氏の弟なのだろうか。同じだとしたらちょっと怖くないか。有力地方紙の政治部に野党幹部の実弟が居て、民主党が選挙で負けた翌々日に、自民党に投票した若者を腐す特集を組んでるのだぜ。
 ちなみに「大村歩」「浅井正智」の両記者の名を検索すると、どうやら特報部らしい。 これで政治部だったら祭だが、さすがにそこまでアホではないか。


 それにしても、秋葉原で訊いて「民主党の『主権委譲』に呆れて自民に入れました」って言った奴は一人もいなかったのかね。随分と若年自民党支持者層も、無言実行の慎ましさを持ったものである。それに練馬区の20歳の「野党の支持者」の大学生。学生運動家だったりするんじゃない? 「日本青少年研究所の千石保所長は「改革を止めるなっていうキャッチフレーズは若者言葉。元気がいい」っていうのも謎である。「日本をあきらめない」ってのは、どう若者言葉じゃないんだか。

 まあ、東京新聞の記事が負け惜しみのつぎはぎにしか聞こえないのは、弊社の心が歪んでるからなんでしょうね、たぶん。