南はお城、東はたんば田園交響ホール・篠山市役所といった篠山の中心地に突如現われた超巨大な石。
この石を囲み人だかりが・・・。



▼平成28年6月26日、待ちにまった梅雨の晴れ間という絶好な天候のなか
 集まった100名もの出席者に囲まれ、いよいよ開幕でございます。

▼除幕式 プロローグとして出席者全員による唱歌「故郷」が斉唱されました。

そう!「日本の童謡唱歌をひろめる会」が活動10周年を迎え記念の歌碑が建立されたのです。
童謡唱歌をひろめる会とは・・・※篠山市長日記引用

当時文化庁長官だった故 河合隼雄先生と篠山の音楽愛好家たちの発案で取り組まれ、今年で10年を迎え、主に地域の小学校区別に団体が組織され、現在19グループ、約700人が活動しています。

 このような全国一とも評される篠山の童謡唱歌を歌いひろめる活動が定着したのは、河合隼雄先生の功績と長年にわたる篠山市民による目覚ましい音楽活動があったからです。




▼この文化を愛し支えてこられたみなさまによる除幕により、初披露された見事な歌碑。
そこには「七つの子」の歌詞が刻まれていました。



▼全紙新聞記者やビデオカメラ取材も・・・



頭にうかんできた文字の辞書を開いてみました。

「礎」とは・・・

  1. 《「石据え」の意》
  1.  家屋や橋などの柱の下に据える土台石。根石 (ねいし) 。柱石 (はしらいし) 。
  1.  物事の基礎となる大切なもの。また、その人。「建国の―となる」「今日の繁栄の―を築く」

    世代を超えて心をつなぎ、未来にむかって繁栄の礎が築かれたのですね。
    諸先輩の思いもあわせて私たちお母さんが次世代につなげなければという思いも感じてきました。

    そんな、童謡唱歌を広める会に多大なご尽力を積み重ねてこられたのが感謝状贈呈側の同会会長の西尾昭さんだと思います。
    各校区のグループの歌の指導にも熱心に取り組まれてこられました。





▼そしてこの歌碑は、同会2代目会長で隼雄氏の兄、廸雄さん(90)の寄付で建立されたものなのです。
 歌碑に刻まれた「七つの子」の「かわい かわい」の歌詞から、7人兄弟の隼雄氏が「私の曲ですよ」と話すほど
 好きな歌だったといい「母親がよく歌っていた」と振り返られたそうです。※神戸新聞記事より



▼歌碑に刻まれた文字は西尾昭会長さんが書かれた文字が刻まれたそうです。



▼エピローグでは、出席者全員による 童謡「七つの子」が斉唱されました





▼この歌碑建立にすばらしいお仕事をされたのが創業97年の信頼と実績を誇る株式会社森田石材店。
 社長の森田さんも晴れ晴れしい気持ちでこの日をお迎えになられたことだと思います。

▼除幕式のあとは、第10回丹波篠山童謡唱歌まつりが盛大に行われました。
 どのグループさんも気合十分。ふだん杖をつきながら歩く近所のおばあちゃんも
 ステージではいきいきハツラツとされていました。
 ステージにあがる前には、みんな「笑顔やで」で声をかけあってたのがとてもほほえましかったです。



指揮の先生もステキ。みんなの元気をグイグイ引き出し、心をひとつにされます。
私もコーラスをやってた頃は指揮の先生の笑顔を見ると安心して自信もわいてきて
楽しく歌ってたな~と思い出します。





































歌のお姉さま2016 安成友美恵さん(ソプラノ)ピアノ酒井友芙未さん



▼今回、私にビデオ撮影のご依頼をくださった実行委員長の山田良一さん

童謡唱歌だけでなく、日本遺産丹波篠山を築いたといっても過言ではない
デカンショ節の普及や後継者育成に努めるデカンショ節保存会会長の山田良一さん。
高度経済成長から、現在まで日本の好経済を引っ張ってきたお父さんたちの仕事ぶりは見習うべきもの。
人脈、率先、確実性、段取り、仕事が早い。 山田さんの細心な仕事の依頼に感心しました。

♪ここに生まれて愛されて生きる喜びつくるまち~ ※篠山市歌