膣や靭帯が緩んでいる | 助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

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助産師uticoです^^
2019年9月、結婚を機に福岡から東京に拠点を移しタイトルも更新しました♡
夫と生活する中で感じたことを助産師目線でお伝えできればと思っています。

現代の女性は、昔の女性に比べて


骨盤まわりの筋肉や靭帯が緩んでしまっている方が多いです


子宮は、靭帯によってまわりの臓器とつながっています


その靭帯というのは、ゴムのようなもので、伸縮性があります


子宮がハンモックに乗っかっているようなイメージですね


で、ハンモックの下に落ちないように骨盤があります


妊娠や出産で骨盤が緩むと、ハンモックは常に伸びきった状態


いくら伸縮性があったとしても、ゴムが常に伸びていたら…


伸縮性が弱くなり、縮むことができなくなりますよね


その結果、産後に多いのが、膣下垂子宮脱


膣が下がってきたり、子宮がズンズン下がってきて、膣の入り口にまで見えてしまうことです


昔は、多産した女性が老年期に発症する病気でした


今では、一人産んでもこの状態…の方がいます


放置すると、二人目以降の妊娠で、子宮が下がってきて、子宮口は開いてないのに切迫早産になったりします


さらに、初めての出産でも、子宮口が開かないまま赤ちゃんが下がってくる方が多いのは


この靭帯や筋肉の機能が働いていないから、という気がします


本来、初めての出産の場合、子宮口が開いてから赤ちゃんが下がる


2回目以降の出産の場合、赤ちゃんが下がってきながら子宮口が開く


のですが、『赤ちゃんがさがってきているのに子宮口が開かない』ということになるんです




子宮口は、陣痛の度に赤ちゃんの頭で循環が滞りますが、陣痛が落ち着くと循環が戻ります


だから、少しずつ薄く伸びて開いていくんです


それが、陣痛がない時にも赤ちゃんの頭で圧力がずーっとかかっていたら


常に循環が滞り、開かない、硬い、浮腫む…最終的に帝王切開になっちゃったり


そうならないために、内臓を正しい位置に上げ、骨盤まわりの靭帯や筋肉を鍛えておきたいものです


昔は家事や農作業で自然に鍛えられていました


今は家電が充実したせいで、日常生活の中で鍛えるということが難しくなっています


だからこそ、骨盤ベルトなどを活用したり


意識しておなかのインナーマッスルを鍛えたり


ふとももの内側を鍛える筋トレをしたりする必要があるんです


また、骨盤底筋を鍛えるために、肛門の筋肉を閉じたり緩めたりもしてみてください


膣を引き締めて!!って言っても分からない方が多いようなので…


膣を締める感じが分かる方は、膣を締めたり緩めたりしてくださいね


この動作をすると、インナーマッスルまで効果がありますからね




お産のためだけでなく、年を重ねた時の尿漏れなどの排泄トラブルを予防するためにも


できる限り早くから始めましょう


特に、出産していない女子高生でも、入浴後に膣から水が漏れるという方もいるようです


要注意ですよ!!




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