くまです。

中国新聞朝刊の記事に、
各界で活躍している方が執筆する
コラム「緑地帯」があります。

先日まで、広島県北にある
高原の自然館」という博物館の学芸員
白川さんがそのコラムを連載されていました。
コラムのタイトルは、『博物館のチカラ』。

白川さんのコラムはコチラから読めます。

高原の自然館でのユニークな活動内容が
綴られているのですが、
むしろ、どのような思想に裏打ちされて、
それらの活動が進められているかが
書かれているところに
感銘を受けました。

実は、白川さん、広大出身で生態学がご専門。
自然や人の営みも一つのシステムとして、
大きな視野でみるという生態学の視点は、
活動方針の根幹をなしていると思います。

また、規模が大きくなく、不便な場所にあるという
一般的には不利な条件といえる博物館を
どのように活性化させるのかという
壮大な試みだと思います。

コラムを読んで感じたのは、
博物館が生き残るために、
学術的な側面から地域を盛り上げ、
地元の人に愛される博物館になることを
目指しているということ。

広大博物館の活動にも
大いに参考になる内容で、
多くのかたに読んでもらいたいので
紹介した次第です。