「ジョンベネ殺害事件の真犯人がついに判明か!?再検証番組が導き出した衝撃の真実に全米震撼!【前半 【捏造疑惑】 

 

 1996年12月25日、近所(米コロラド州ボルダー)の友人宅で行われたクリスマスパーティーに参加したジョンベネ一家だが、車で帰宅後、すでに眠っていたジョンベネちゃん(当時6歳)を、父親のジョン・ラムジー氏は抱きかかえて部屋に運び、ベッドに寝かしつけたとされている。ちなみにジョンベネちゃんはいくつもの美少女コンテストで賞を獲得するなど折り紙つきの美少女であった。

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ジョンベネ・ラムジーちゃん 画像は「Wikipedia」より

 そしてその翌日、ジョンベネちゃんが部屋にいないことに気づき、さらに犯人が書き残した金銭を要求する脅迫状を見つけた母親のパッツィー・ラムジーさんは娘が誘拐されたと警察に通報。すぐさま警察に捜査本部が設置されたが、その後今までノーマークだった地下室を調べてみると、撲殺されて毛布に包まれたジョンベネちゃんの遺体が発見されたのである。

 はたして真犯人は? 事件は格好の三面記事として世を賑わせたが、この後両親が疑われたり、海外に有力な容疑者がいたりと紆余曲折の展開を見せたものの決定的な証拠はなく事実上の迷宮入りとなり、世の関心も薄れて今日に至っている。しかもその間、母親のパッツィーさんは2006年にがんで亡くなっている。そして今回、番組の中であらためて事件が検証されたわけだが……。


疑惑の脅迫状

 番組のように引っ張らず(!?)に結論から言ってしまうと、夜中に起きた兄弟ゲンカでついカッとなった兄によってジョンベネちゃんが殺害されたということだ。

 クリスマスパーティーから帰ってきたその夜、母親のパッツィーさんはまだ起きている息子のために、パイナップルと紅茶を用意してダイニングテーブルの上に置いていたという。

 一方、早い時間に眠ってしまったからか、夜中にトイレに行きたくなって目覚めたジョンベネちゃんは、少し空腹も覚えてチッキンへと向かったという。そしてテーブルに置いてあるパイナップルに手をつけたのだ。運悪くその様子を目撃した兄は激怒し、近くにあった懐中電灯でジョンベネちゃんの頭を何度か殴ると、打ち所が悪くて死亡してしまったということらしい。この一件を知った両親がすぐさま案を練り、真相を完全に隠蔽するための策を講じたという。この“仮説”は番組の検証作業に参加した当時事件の捜査主任であった前州検察官のジェームス・コーラー氏が主張し、参加したすべての専門家の賛同を得ている。

 そして両親が講じた策のひとつが脅迫状だ。部屋の中にあるメモと筆記具を使って書かれたその脅迫状は、早くこの場を離れなければならない状況下にある犯人が書いたにしては長く、385ワードもある。ちなみに脅迫状の平均的ワード数は50~60ワードであるということだ。また専門家による分析では、わざと単語のスペルを間違えている(bussiness、posession)箇所が見られ、これは犯人が英語圏のネイティブではないことをイメージさせる意図があるということだ。