地球は宇宙人の刑務所だった!? 米・生態学者が発表【前半】
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ではなぜ人類が別の星から連れてこられなければならなかったのか。その原因について博士は「地球は刑務所のような星だったのかもしれません。私たちは“高度に発達した種”からは粗暴に見えるでしょうから、その状態から更生するまで、ここにいなければならないのかもしれません」と考えているようだ。
もちろん、このような説に対して異議を唱える人々も多く存在する。NASAの宇宙生物学者であるクリス・マッケイ氏は、人類は地球外生命体だという結論に達するためには、常識では想像もできないような証明が必要だと指摘している。
その一方で、シェフィールド大学のウェインライト教授のように、エリス博士と同じ仮説のもと、日々研究に勤しむ人々も存在する。エリス博士によると、今回の過激な仮説にはかなり多くの好意的な反響も寄せられているらしい。
今回の本についてエリス博士は、「科学的な理論ではない代わりに、人々に存在意義を深く考える機会をもたらすだろう」とし、その意図は議論を巻き起こすことにあったのだと明かしている。さて博士の目下の関心は、人類がこれまで何回かに分かれて地球にやってきたのかどうかという点にあるようだ。
博士の主張に興味のある人は、ぜひ彼の本を手に取ってみてほしい。科学的なようで、実は何も証明されていないようにも思える博士の主張であるが、彼が語る現在の人類の有様や、地球に送り込まれてしまった理由は、教訓や示唆に富んだ内容と言えるだろう。もしかすると博士が最も声高に主張したかったのは、地球への畏敬の念を忘れ、争いを繰り返す私たちへの戒めだったとも感じ取ることはできないだろうか。
(文=あぽかりぷしゅ)