アジア・アメリカの古代文明 / インドの古代文明 仏教の歴…【前半】

 

仏教の誕生


仏教は、開祖ガウタマ=シッダールタ(紀元前566年~紀元前486年頃)によって成立した宗教です。 

シッダールタは裕福なシャカ族の生まれで、クシャトリヤでした。29歳の時に自らの身分を捨てて出家し、ブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開き、仏教を創始します。 
 

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(シッダールタと菩提樹) 

悟りを開いた後は、ブッダ(仏陀:真理の悟りを得た者)やシャーキャムニ(釈迦牟尼:シャカ族出身の聖者)などの尊称で呼ばれます。 

彼は80歳で亡くなるまで各地を訪れ布教に努めます。 
 

仏教の教義


仏教の教義の中心は、諸行無常であるといわれています。 
諸行無常とは、この世の一切は常に流転していて、一瞬たりとも同じ同じ状態は存在しないというものです。 

仏教では、中道(正しい生き方)をすることや八正道の実践、煩悩を取り払うことによって悟りを開き、人生の「苦」からの解脱を目指します。 

仏教ではヴァルナを否定し、人間の平等を説いたため、さまざまな人々が信者となっていきました。 

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