サプリメント Ⅰ【前半】目次 米国における歴史
種類
炭水化物、脂質、タンパク質といった3大栄養素が作用するためには微量栄養素のビタミンやミネラルが必要である。こうした栄養素の中では、必須ビタミン、必須ミネラル、必須脂肪酸が不足しやすいと考えられる。元来、狭義のサプリメントは生体に不足した栄養素を補充する目的で用いられていた。
製法から大別すると3つある。
- 化学合成サプリメント
- 天然素材を利用し化学合成したサプリメント - 以上2つは、基本的に成分表に書いてあるビタミンやミネラルのみが含まれる。
- 天然の成分を抽出したサプリメント - 目的とする成分だけでなく成分が自然に存在する配合であったり、フラボノイドなどが含まれるため、好ましいとする意見もある。
日本の法律上、一般的な食品と法律上効能表示が承認されたものに大別される。詳細は健康食品。
議論
2013年12月にアメリカの研究者らによって、栄養不足のない人にとっては、ビタミンやミネラルのサプリメントは慢性疾患の予防や死亡リスクの低減に効果はなく、ビタミン・ミネラルの一部は特定の疾患リスクを高める可能性があると報告された。
代表的なサプリメント成分
- ビタミン - ビタミンA/ビタミンB/ビタミンC/ビタミンD/ビタミンE/ビタミンH/ビタミンK/ビタミンP/ビタミンU/コバラミン
- ミネラル - 亜鉛/鉄/銅/クロム/セレン/マグネシウム/カルシウム/カリウム/ナトリウム/コバルト/モリブデン/ヨウ素/リン/MSM
- アミノ酸 - トリプトファン/スレオニン/ロイシン/イソロイシン/リジン/メチオニン/フェニルアラニン/ヒスチジン/アスパラギン/セリン/プロリン/グルタミン/チロシン/DNA
- 必須脂肪酸 - αリノレン酸/EPA/DHA/アラキドン酸/ガンマリノレン酸