Wikipedia:一覧記事

Purple question mark.svg この文書はウィキペディア日本語版の方針またはガイドラインとして提案中です。現在、内容に関してノートページで議論を行っています。

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一覧記事とは、何かの基準に従って物事を列挙した記事です。

一覧記事の記事名の付け方については記事名の付け方を参照してください。ウィキペディア日本語版にどんな一覧記事があるかは、一覧の一覧で一覧できます。

 

概要

一覧記事は、普通の記事とは違い、説明や図はごく限られています。一覧記事の執筆は、文章表現を工夫したり、細かな事実を確認したりする必要がないせいもあって、簡単です。このため多くの一覧系記事が作られています。しかし、こうした一覧記事が果たして百科事典の記事として役に立つものなのか疑問視する人もいます。また、一覧記事には原則賛成の人の中にも、よい一覧と悪い一覧があると考える人がいます。そこで、不要な摩擦を避けるためにも、役に立ち、編集に参加しやすい一覧記事を作ることは重要です。

ここでは、どのような一覧記事を作成するとよいかについてアドバイスします。ルールではないので厳守する必要はありません。ですが、他の利用者から協力してもらえ、文句を言われたりしないような一覧記事を作成するためには役に立つでしょう。

掲載の基準

役に立つか?

その一覧を何のために作成するか、どのような記事からリンクされるか、どんな人がその一覧を見たいと思うかを考えてみて下さい。一覧にはいろいろな使い方があります。参考までに、いくつか例を挙げてみます。

  • 国の一覧」は、いろいろな国の記事を読み、複数の国を比べる時に便利そうです。
  • 物理学用語一覧」は、物理学関連の記事を書く人が、どのような話題の記事が既にあるか、どういう重要な物事がまだ記事になっていないかなどを確認する際にとても便利そうです。
  • ノーベル賞受賞者の一覧」は、恐らく多くの人がよく知らない、あるいは正確に思い出せないけれども、手軽に手に入るなら一応見てみたい、というような情報を提供するので、多くの人の好奇心に応えることになりそうです。
  • ゲームのタイトル一覧」は、恐らく、興味がある人にとっても全部は思い出しきれない情報を提供し、記事を探す手間を軽減しそうです。

他国語版の記事をコピーし、見出しを日本語にしても、個別項目の内容の大半が未作成で赤字リンクあるいは他国語版記事へのリンクで埋められた一覧記事は日本語版記事としては有用ではありません。対象となる日本語版個別記事の充実を図り、過半以上の項目が充足されライブリンクとなった状態で一覧記事の作成を検討してください。翻訳のガイドラインも参照してください。

掲載の基準はわかりやすいか?

掲載の基準からつけられる記事名を考える際には、その記事名を見て、他の人が内容を想像できるかどうかを考えてください。何が含まれ、何が含まれない一覧か、その基準は明確でしょうか。曖昧な基準で一覧を作成すると、他の人は、その一覧に何を加えてよいか、何を加えない方がいいか、迷うことになります。

例えば「有名人の一覧」という記事を作成したとします。すると、テレビをよく見ている日本人にとっての有名人、世界的に知られている人、歴史上の著名人など様々な種類の有名人が考えられます。伝説上の人物や実在したかどうかがはっきりしない人物、あるいはフィクションに登場する人物はどうでしょうか。例えば切り裂きジャックや孫悟空は「有名人の一覧」に含まれるべきでしょうか。

そのように考えてみると、「有名人の一覧」よりも「世界史上の著名人一覧」や「現代日本の芸能人一覧」のような記事の方が遥かに多くの人にとってわかりやすいことがわかると思います。

価値観の衝突を招かないか?

リストする物事がごく限られている場合でなければ、人によって何を一覧に含め、何を含めないか、好みや価値観が衝突することもあります。「偉大な宗教家の一覧」などといったものは、明らかに避けた方がいいでしょう。「主要な○○○の一覧」や「著名な○○○の一覧」の類も、何か明確な基準を設けることができないか、他の記事名をつけられないか、考えてみて下さい。

記事は長くなり過ぎないか?

明確に定義された一覧でも、リストするものがたくさんありすぎて問題が発生する場合があります。例えば「人名一覧」を作成したとすると、古今東西、実在上、伝説上、ありとあらゆる人名がリストされることになるかも知れません。これは基準としては明確ですが、記事の長さが長くなり過ぎます。

これに対処するための、工夫の仕方がいくつかあります。

ひとつは、複数の記事を作成し、互いに連携させることです。例えば「人名一覧」では50音別に、ひとつずつ記事を設け、「人名一覧 あ」などとすれば、「あ」から始まる人名だけがリストされることになります。

もうひとつは、リストする内容を既に記事が書かれているか、近い内に書かれる予定のもののみに限定することです。例えば「曲名一覧」ではジャンル、時代、地域を問わずあらゆる曲をリストすることになっていますが、既に記事が書かれているか、記事が書かれる予定のものだけに限ってあります。そのため、誰かが本腰を入れると数日の間に数千曲のリストに膨れ上がるといった心配はありません。

曲についての記事が増え、一覧がある程度長くなったら、ジャンルなどを基準に記事を分ければよいので、後の対処も比較的簡単です。

レイアウト

導入部

一部の曖昧さについては、記事の冒頭部分に簡単な説明を書いて対処するとよい場合が多くあります。

「日本の○○○の一覧」の場合には、一般に、何を基準に「日本の○○○」なのかを判断するのか迷う場合があります。たとえば「現代日本の芸能人一覧」なら、日本のメディアで活躍する芸能人なのか、世界のどこであれ、日本出身の芸能人なのか、あるいは日本国籍を有する芸能人なのかなどなど。

ここで、記事名を「日本国籍を有する存命中の芸能人一覧」とすることもできますが、記事名としてはやや説明的過ぎて、妙な感じを与えそうです。そこで、記事名は「現代日本の芸能人一覧」にして、その記事の冒頭に「以下の一覧は、現在日本で活躍中の芸能人や、現代の日本人が思い出し、著名と考える芸能人(故人や引退した者を含む)の一覧である」などと説明を記すことができます。

既にある記事、近日執筆予定の記事以外にも「非常に重要なので誰かが執筆するべき記事」をリストするとよい場合もあるかも知れません。

各項目の説明

一部の一覧記事は、単なる一覧だけではなく、個別のアイテムについて簡単な説明などを含んでいます。例えば「内閣総理大臣の一覧」は、人名だけでなく、その人の任期や出生地などの情報を含んでいます。

一覧はあくまでリンクだけにとどめるべきだという意見と、場合によっては付加情報を加える方がよいという意見があります。激しい対立の元にはなっていませんが、どうしたらよいか事前に考えておくとよいでしょう。

代替案

一覧記事を作成するのではなく、別の手法を用いる方が適切な場合もあります。

再整列可能な表

同じものを対象とする、「長さ順」「面積順」などの各種の指標順の一覧は、再整列可能な表の機能を用いることで一つの記事で表示することができますので、別個に作成する必要はありません。ただし、量や内容から判断して別個に作成する方が望ましいのであれば、この限りではありません。

カテゴリ

一覧記事は確かに便利であるものの、重大な欠点があります。それは内容がすぐに現状にそぐわなくなることです。

カテゴリはそのような欠点をカバーし、自動的に記事一覧を作成する仕組みです(例:Category:日本の新聞)。ただし、より構造的な一覧や、未執筆の記事を含む一覧には向きません(例:日本の新聞一覧)。

過去の事例

参考までに、過去に一覧の作り方が問題になったケースを幾つかリストしておきます。興味がある方はどんな意見があるか、参照してみて下さい。

人名の一覧

合格者の一覧

出演者の一覧

作品の一覧

架空のものの一覧

その他

質問などはありますか?

誰でも簡単に記事を執筆したり作成したりできるのがウィキペディアです。このガイドラインも、よい一覧記事を作成するためのもので、誰かを深く考え込ませて行動不能に陥らせるためのものではありません。

もし疑問があり、意見を聞きたければWikipedia:井戸端などで聞いてみるとよいでしょう。あるいは、とりあえず作ってみて、他の人がもっといい形に作り替えてくれるのを待ってみるというのもよいでしょう。作成した一覧記事のノートのページに、「改良案求む」と一言書けば誰かがやって来て提案したり、変更したりしてくれるかもしれません。

関連項目

カテゴリ