対人脳力
2025 K倍 Lv0貴族庶子元老院被選挙投票権?
2035 M倍 Lv6マスター暗黒地下街ダンジョン
2045 G倍 Lv12夜魔点
2055 T倍 Lv18ヴィシュヌ恐竜仙人
2065 P倍 Lv24弥勒悪魔
2075 E倍 Lv30虐殺悪魔梵天恐竜界獣人住人ウルバリンレベル?近未来地球人
2085 Z倍 Lv36準戦士獣戦士
2095 Y倍 Lv42
3005 KY Lv48
技術的特異点(2045年問題から転送)Ⅶ2065脳百京倍 人工知能研究者からの批判
ネオ・ラッダイトの見方
一部の人々は、先端技術の開発を許すことは危険すぎると主張し、そのような発明をやめさせようと主張している。ユナボマーと呼ばれたアメリカの連続爆弾魔セオドア・カジンスキーは、技術によって上流階級が簡単に人類の多くを抹殺できるようになるかもしれないと言う。一方、AIが作られなければ十分な技術革新の後で人類の大部分は家畜同然の状態になるだろうとも主張している。カジンスキーの言葉はビル・ジョイの記事およびレイ・カーツワイルの最近の本に書かれている。カジンスキーは特異点に反対するだけでなくネオ・ラッダイト運動をサポートしている。多くの人々は特異点には反対するが、ラッダイト運動のように現在の技術を排除しようとはしない。
カジンスキーだけでなく、ジョン・ザーザンやデリック・ジェンセンといった反文明理論家の多くはエコアナーキズム主義を唱える。それは、技術的特異点を機械制御のやりたい放題であるとし、工業化された文明以外の野性的で妥協の無い自由な生活の損失であるとする。地球解放戦線(ELF)やEarth First!といった環境問題に注力するグループも基本的には特異点を阻止すべきと考えている。
共産主義者は史的唯物論に立っているため、特異点を基本的に容認し、意識の共有に肯定的でAIロボットの反乱を階級の認識と考えている。[要出典] 一方、特異点によって未来の雇用機会が奪われることを心配する人々がいるが、ラッダイト運動者の恐れは現実とはならず、産業革命以後には職種の成長があった。経済的には特異点後の社会はそれ以前の社会よりも豊かとなる。特異点後の未来では、一人当たりの労働量は減少するが、一人当たりの富は増加する[42]。マクロ経済学の井上は、技術的失業、中産階級の消滅、雇用を機械に奪われる問題の解決策として、ベーシック・インカムを提唱している[42]。
オバマ米大統領の問題提起
『WIRED』US版の2016年11月号[43]にて、米大統領・バラク・オバマとMITメディアラボ所長の伊藤穰一による対談が企画された。テーマは、AI、自律走行車、サイバーセキュリティー、シンギュラリティである。
伊藤所長は、2016年は人工知能がコンピューター科学を超えて万人に重要となった年であると指摘し、オバマ大統領は、今後コンピューターが多くの仕事を担うようになるにつれ、価値ある仕事に対する適切な対価について議論していくことが必要だと指摘した。
オバマ大統領は、専用AIがあらゆる生活の場に進出したことにより、生産性や効率が格段に向上し、莫大な富と機会を生み出す一方で、特定の職業を消滅させ、格差拡大や賃金低下をもたらす可能性があると指摘した。一般の人は、シンギュラリティではなく、自分の仕事が機械に取られることを心配しているという。また、スキルが不要なサービス業だけでなく、コンピューターが対応可能な高スキルの職業も消える可能性があるという。伊藤所長が一例で挙げたベーシックインカムが妥当で人々に受け入れられるか、今後10~20年の間議論が続くと予想している。
研究活動に対する政府の役割としては、研究内容にあまり関与せず、予算で強く支援し、基礎研究と応用研究との対話をうながすことが重要だと指摘した。技術革新による問題の深刻化については、規制強化でなく、特定の人々に不利益をこうむらないような政府の関与であるべきとした。国家安全保障チームは、機械が人類を乗っ取ることではなく、現状のサイバーセキュリティーの延長として、システムへ侵入に対する対策が必要だと指摘した。
キリスト教終末論との関係
技術的特異点の概念は、キリスト教終末論から影響を受けていると言われており、評論家や神学者の中には、技術的特異点の概念を信仰と同一視する者も居る。 WIRED誌創刊者のケヴィン・ケリーは、技術的特異点とキリスト教における携挙との類似性を指摘している[44]。携挙とは、福音派における終末思想であり、世界の終焉においてナザレのイエス(いわゆるキリスト)が再臨する際に、信者は死を経由せず直接に天国へ導かれるという思想である。
科学ジャーナリストのジョン・ホーガン も、技術的特異点を信仰であるとみなしている。
現実を見よう。技術的特異点は、科学的なビジョンというよりは宗教である。SF作家のケン・マクラウドは「コンピューターマニアたちの携挙(the rapture for nerds)」という名前を授けている。つまり、歴史の終末であり、イエスが現れ信仰者を天国へと導き、罪人を後に残していく瞬間である。このような超越的なものを願う理由は、完全に理解可能である。個人としても種としても、我々は致死的に重大な問題に直面している。たとえば、テロ、核拡散、人口過剰、貧困、飢餓、環境破壊、気候変動、資源枯渇やエイズなどである。エンジニアと科学者は、我々がこれらの世界の問題に立ち向かい、解決策を発見することを支援するべきなのであって、技術的特異点のような夢想的、疑似科学的ファンタジーに浸るべきではない。[45]
ジョン・マイケル・グリアも同様の見方をしている。
…技術的特異点の概念全体は、関連する科学分野の専門家から激しく、そして正しく批判されている。けれども、あまり言及されることは無いが、カーツワイルの技術的特異点の物語は科学理論などではない。むしろそれは、ジョン・ダービによる携挙の神学理論を、SFの言葉で書き直した複製である。技術的特異点は、単にキリストの再臨をテクノロジー的にリメイクしたものに過ぎない。超知性的コンピューターが神の役割を担っているのである。[46]
思想史研究者であるアニー・レイヴィも同様の批判を加えている。
もちろん我々は我々自身の能力を超えた技術を作ってきた。それゆえ、我々は我々の能力を超えた知能を作ることができるだろうし、一部は既に実現されているとさえ言えるだろう。けれども、ひとたび我々の知性を超えた人工知能が実現しさえすれば、ただちに超越者が生み出され、あらゆる問題の最終的解決がもたらされると信じるためは、相当な論理的飛躍を受け入れなければならない。その表層的なテクノロジー的装いを剥ぎ取ってみれば、中にあるのは古くからある終末論そのものである。すなわち、我々の生きている間に、何らかの超越者が地上に降臨し、全ての現世的問題からの解放と永遠の命をもたらすという信条なのだ。…このような新たな終末論が、近年の経済危機以後、急速に蔓延したのは決して偶然ではない。すなわち、現代の解決不可能な諸問題から眼を背けさせ、来世において救済を授けるという現実逃避としての役割を担っていると言える。
フィクションでの描写