百年戦争

曖昧さ回避 この項目では、1337年 - 1453年にフランスとイギリスで実際におきた戦争について説明しています。

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百年戦争
Hundred Years' War
左上から時計回り:ラ・ロシェルの海戦アジャンクールの戦いパテーの戦いオルレアン包囲戦
戦争:百年戦争
年月日1337年11月1日 - 1453年10月19日
場所フランスネーデルラント、イングランド、スペイン
結果:フランス王国側の勝利。ヴァロワ朝によるフランスの事実上の統一
交戦勢力
Blason France moderne.svg フランス王国

Blason region fr Bretagne.svg ブルターニュ公国[3]
Royal arms of Scotland.svg スコットランド王国
Shield and Coat of Arms of the Holy Roman Emperor (c.1300-c.1400).svg 神聖ローマ帝国

Armoiries Gênes.svg ジェノヴァ共和国
Blason Castille Léon.svg カスティーリャ連合王国英語版
Armas de Aragon.png アラゴン連合王国
Arms of the Monarchs of Majorca and the Balearic Islands (14th-20th Centuries).svg マヨルカ王国
CoA Pontifical States 02.svg アヴィニョン教皇[4]

Royal Arms of England (1399-1603).svg イングランド王国

Blason region fr Bretagne.svg ブルターニュ公国[5]
Blason fr Bourgogne.svg ブルゴーニュ公国
Blason Nord-Pas-De-Calais.svg フランドル伯国英語版
Shield and Coat of Arms of the Holy Roman Emperor (c.1300-c.1400).svg 神聖ローマ帝国

Armoiries Portugal 1247.svg ポルトガル王国
Blason Royaume Navarre.svg ナバラ王国
CoA Pontifical States 02.svg 教皇領[6]
Blason Castille Léon.svg カスティーリャ連合王国英語版[7]
Armoiries Gênes.svg ジェノヴァ共和国[7]
COA of Nasrid dynasty kingdom of Grenade (1013-1492).svg グラナダ王国[7]

百年戦争

百年戦争(1337年 - 1360年)
キャドザント - スロイス - サン・トメール - オーブロッシェ -カーン - ブランシュタック - クレシー - カレー -ネヴィルズ・クロス -レ・ゼスパニョール・シュール・メール(ウィンチェルシー) -ポワティエ - ジャックリー - シャルトル


ブルターニュ継承戦争(1341年 - 1364年)
シャントソー - ブレスト - モルレー -サン・ポル・ド・レオン - ラ・ロッシュ=デリアン -30人の戦い - モーロン - オーレ


百年戦争(1369年 - 1389年)
コシュレル - リモージュ - ナヘラ - モンティエル -ポンヴァヤン - ラ・ロシェル - ローゼベーケ
百年戦争(1415年 - 1453年)
アジャンクール - ルーアン - ラ・ロシェル(第2次) - ボージェ -モー - クラヴァン - ヴェルヌイユ - オルレアン -ニシンの戦い - ジャルジョー - モン=シュル=ロワール -ボージャンシー - パテー - パリ - コンピエーニュ -ジェルブロワ - フォルミニー - カスティヨン

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百年戦争(ひゃくねんせんそう、英語: Hundred Years' War、フランス語: Guerre de Cent Ans)は、フランス王国の王位継承をめぐるヴァロワ朝フランス王国と、プランタジネット朝およびランカスター朝イングランド王国の戦い。現在のフランスイギリスの国境線を決定した戦争である。百年戦争は19世紀初期にフランスで用いられるようになった呼称で、イギリスでも19世紀後半に慣用されるようになった。

伝統的に1337年11月1日エドワード3世によるフランスへの挑戦状送付から1453年10月19日ボルドー陥落までの116年間の対立状態を指すが、歴史家によっては、実際にギュイエンヌカンブレーにおいて戦闘が開始された1339年を開始年とする説もある。いずれにしても戦争状態は間欠的なもので、休戦が宣言された時期もあり、終始戦闘を行っていたというわけではない。

両国とも自国で戦費を賄うことができなかった。フランスはジェノヴァ共和国に、イングランドはヴェネツィア共和国に、それぞれ外債を引き受けさせた。

 

目次

1背景
1.1フランス王位継承問題
1.2ギュイエンヌ問題
1.3フランドル問題
1.4スコットランド問題
2戦争の経過
2.1宣戦
2.2エドワード3世の遠征による勢力圏の拡張
2.2.1フランドルの反乱
2.2.2ブルターニュ継承戦争
2.2.3フランス王軍の大敗
2.3賢王シャルル5世による国家内政の転換
2.3.1ジャン2世の捕囚と全国三部会の開催
2.3.2シャルル5世による税制改革と戦略転換
2.3.3カスティーリャ王国遠征
2.3.4再征服戦争
2.4休戦
2.4.1ランカスター朝の成立
2.4.2アルマニャック派とブルゴーニュ派の対立
2.5イングランド・フランス統一王国
2.5.1ヘンリー5世の攻勢
2.5.2アングロ・ブールギニョン同盟
2.6フランスの逆襲
2.6.1ジャンヌ・ダルクの出現
2.6.2イングランドの撤退
3戦争の影響
4その他
5脚注
6参考文献
7百年戦争をモチーフにした作品
7.1映画
7.2漫画
7.3ゲーム
8関連項目