>  >  > 2017年、死者1億人のカルデラ噴火で日本滅亡?

2016.11.26

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予言者南海トラフ地震 , 富士山木村政昭

 

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イメージ画像:「Thinkstock」より

■地震発生を見抜いていた予言者も!

 では、前兆現象のほかに福島で大きな地震と津波が起きることを予言していた人物はいただろうか? 実は、1人いたのだ。それは米国の予言者ジョセフ・ティテル氏である。

 ティテル氏は、2016年初頭の予言で「福島付近で地震が起きる」ことを断言していた。過去の記事でも紹介したが、「日本の福島原子力発電所は、自然の生態系の流れに影響を与え始めている。それは地球のプレート構造にまで変化をもたらし、大津波を伴う海上での地震を引き起こす。これは特に2016年の終わりから2018年にかけて起こるだろう」と、福島原発付近での地震だけではなく、津波の発生までも言い当てているのだ。


2017年に注意が必要な地震・噴火は!?

 さて、今年もあと1カ月ほどで終わろうとしているが、来年2017年も地震や火山噴火が連続する1年となってしまうのだろうか? これについて、科学者や予言者たちによる予測をまとめることにしたい。

 まず、東日本大震災を予言・的中させた松原照子氏だが、ブログ『幸福への近道』の会員向け有料コンテンツである「月刊SYO 2016年1月号」で、2016~18年にかけて日本列島の自然界が活動期になるとしている。また同11月号では、今後の地震が気になる場所として、小笠原諸島西方沖、徳島県、東京湾などを挙げている。今年は熊本地震、鳥取県中部地震、福島県沖地震と大地震が続いたが、来年以降も大地震の連鎖が続くということだろうか。

 また、過去の記事で紹介しているが、リモートビューイングで有名な米国のFBI超能力捜査官、ジョー・マクモニーグル氏は自著『未来を透視する』(ソフトバンク クリエイティブ)で、2017年に徳島県沖で津波が発生すると予言している。

 そして、前述のジョセフ・ティテル氏は、2017年前半までに新潟県と高知県沖(南海トラフ地震)での大地震発生を予言している。

 上記3人が説く予言の中でも、とりわけ警戒しなければならないのは、徳島県と高知県沖での地震だろう。いずれも、発生すれば実質的な南海地震(南海トラフ地震のひとつ)となる可能性が高い。筆者は、独自リサーチによって南海トラフ地震(南海・東南海・東海地震)のうち先に起きる可能性が高いのは、南海地震であると考えている。

 また、松原氏は気になる場所として東京湾も挙げているが、それが大規模ならば、当然ながら首都直下地震となる。これについては、災害の予知夢を見る主婦として過去の記事でも紹介したスズ氏が「慶長地震がそのままに起こる」と夢の中で言われたことが思い出される。慶長時代の一連の災害と現在とを対比させると、まだ起きていないのが、南海トラフ地震、京都・大阪の大地震、そして首都直下地震となるのが不気味なところだ。

 

 

 

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イメージ画像:「Thinkstock」より

科学者たちも危惧する「日本壊滅」

 次に、これまで数多くの地震・火山噴火の予知を的中させてきた木村政昭・琉球大学名誉教授だが、筆者が昨年直接取材した際に、もっとも警戒すべき地震・火山噴火としていくつか挙げており、中でも特に強調していたのが阿蘇山だった。これは今年4月と10月の阿蘇山噴火で現実のものとなった。そして木村名誉教授は富士山噴火について「2014±5」と予測している。同様に「北海道東方沖」の巨大地震は「2010±5年(M8.5)」、日向灘の巨大地震は「2017±5(M8.7)」に発生が危惧されるとのことだ。

 やはり、火山噴火ということでもっとも注意が必要なのは、なんといっても「カルデラ噴火(破局噴火)」だろう。仮に九州で起きれば、原発事故も含めて九州全体あるいは日本全体が壊滅することが想定されるが、過去の記事で書いているように、これまで約6500~1万年周期で繰り返してきたものが、すでに7300年間も起きていないのだから、いつ起きても不思議はないことになる。実は、神戸大学海洋底探査センターが10月に九州南方の海底に広がる「鬼界カルデラ」を調査したところ、カルデラ直下のマグマが活動的になっていることが判明した。九州でカルデラ噴火が実際に起これば、死者は最大で1億人と想定されており、文字通り「日本の終わり」ということになる。


 以上、2017年に起きる可能性がある地震・噴火をまとめると、南海トラフ地震、首都直下地震、北海道東方沖地震、日向灘地震、富士山噴火、カルデラ噴火ということになる。これらのうちひとつでも現実に起これば、2020年の東京オリンピックなど当然のように中止、国の存続さえ危ぶまれる事態になるだろうから、なんとか起きないことを祈りたいところだ。