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 イギリス人の女の子が、学校給食のあまりの貧相さに嫌気がさして、その写真をブログにアップしています。そのブログがこれ↓。 日本やアメリカの給食も写真付きで取り上げられています。
http://neverseconds.blogspot.jp/search?updated-max=2012-06-01T16:49:00%2B01:00&max-results=7

 アメリカの給食でさえ、イギリスのよりはよほどおいしそうです。フィンランドのは私も食べてみたいです。でもやっぱり一番手間がかかっていておいしそうで、ヘルシーなのはダントツで日本の給食!


 ところでうちの娘は5才で、去年の9月から小学校に行き始めましたのですが、学校が始まってすぐに、両親達も学校給食を味見する機会があったので、もちろん参加してきました!何かよくわからないものを子供に食べさせたくないし。
 
 たしかその日のメニューは、ベジタブル・ラザニア、サラダ・バー、ロールパン、カップケーキか何かだったと思います。 
 その日の給食の私の評価は
 味        2/5
 量        2/5
 値段       2/5 
  ヘルシーさ  3/5  でした・・・。

 日本の給食を知っているだけに点数が辛いのかもしれませんが、まず食事の量が少ない!大人には高学年用の量が盛られていたけど、全然足りないし。娘自身も、全部食べた後にまだおなかがすいたといっていました。

 ラザニアのトマトソースは、安くて酸味のきついトマト缶がほぼ生状態で入っているだけ。期待のサラダバーには、レタスやキュウリ、コーンなどが彩程度の量で入れられました。足りない量をデザートで補うかのように、デザートのカップケーキだけはしっかりした量でした。
 
 まあ、イギリス人の普段の食生活を考えると、あまり給食にも期待できないのは当然なんですが。
 


 例えば、イギリスで一番有名なフィッシュ&チップス 

 要は、ポテトは素揚げ、白身魚はカリッとした薄目の衣ですが2、3人分くらいはありそうなサイズで、塩とお酢をかけて食べるのが人気です。毎週金曜日は魚の日らしく、これを食べる人が多いです。

 

 日本で言う、ご飯とみそ汁的な存在なんでしょうか。ビーンズ・オン・トースト。トーストの上に、缶詰のビーンズが乗っています。ビーンズはかなり甘めのトマトソース。

 

 

 日本人には考えつかない炭水化物の組み合わせと言えば、スパゲッティ・オン・トースト! 

 たまに小さなカフェのメニューにあったりします。スパゲッティは缶詰のものです。食べたことがないので、味はわかりませんが、たぶん甘いでしょう。

 

 衝撃的な炭水化物の組み合わせは、もっとあります。
 

 クリスプス・ブッティ。要はパンにバターを塗って、その間にポテト・チップス(クリスプス)を挟んだ物。

 これもピクルスなんか入れたりすると、たま~に食べる分にはサクサク感もあっておいしいですが。

 でもこれはちょっと無理です。チップス・ブッティ。フライドポテトの入ったサンドイッチです。


  

こうみていると、フィッシュ・フィンガー・ブッティ(白身魚のフライのサンドイッチ)がまともに思えてきます。これも食べたことはありませんが、少なくともタンパク質が入っています!


 

 マカロニ・チーズという食べ物もあります。冷凍食品や缶詰、乾燥状態などで手に入るのかな。

 名前だけ聞くと、けっこうおいしそうな感じもしますが、本当にチーズ・ソースとマカロニだけです。イギリス人の子供には人気だそうですが、うどんと納豆など日本食の大好きなうちの娘は食べれませんでした。私も味見したけど・・・いいです。 

 

 全部、グリルかフライパンでオイルたっぷりで焼いてあって、一食分が1000カロリーくらいになりそうでヘルシーとは言えないけど、たまに食べるとおいしいのはイングリッシュ・ブレックファスト。気持ち、トマトやマッシュルームのグリルがあるのがミソ。ベーコン、イギリス風ソーセージ、ビーンズ、グリルされたトマトと、油でいためたマッシュルーム、目玉焼き、写真ではハッシュド・ポテトがついています。

 これオプションで普通のトーストをフライド・ブレッドという食パンの素揚げに変更することもたまに可能です。おいしいけど、やっぱりカロリーが。。。

  
 

 イギリスご飯に食べ飽きたら、インド料理か中華という手もありますが、出前などで「チキン・カレー」を注文すると、本当にチキンしか入っていません。インド人も多いので、カレーはおいしいところが多いです。

 

 そして、イギリスではないけど、スコットランドのびっくりする食べ物の一つが、チョコレートの「マーズ・バー」の揚げた物 (Deep Fried Mars bar) です。

 これは食べたことないけど、一度は食べてみたい!でもやっぱりカロリーがすごそうです。スコットランドで心臓病になる人が多いのもうなずけます。

 料理ができないというママも多いですし、特に共働きだと外食・冷凍食品・出前に頼るママも多いのはわかりますが、専業主婦でも料理しない人も多い・・・。

 

 その食生活の結果がこれ。
 世界の各国の肥満率一覧

 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2220.html
 

 肥満の多い国の上位5位までが、アメリカ・メキシコ・NZ・イギリス・オーストラリアで、メキシコ以外はイギリスに深く関係しているアングロ・サクソン系の国です。そりゃそうだ。
 

 写真を見てもわかるとおり、茶色の食べ物がメインです。上のブログの日本の給食は、色とりどりで見るからに食欲がそそられます。

 
 もちろん、こんなのを食べている人ばかりではありませんし、ロースト・ディナーなど普通にヘルシーそうでおいしい食べ物も一部あります。
 

 ただ所得層によって食べ物がだいぶ違ってくるようです。所得層が高くなるほど、食べ物がヘルシーになっていく傾向があるようです。