地上の地獄、世界の危険な10の地域
2009年12月07日 ι コメント(110) ι 知る ι 自然・廃墟・宇宙 ι #
世界はまるで巨大なジグソーパズル。美しい場所と危険な場所が複雑に入り混じっているわけで、生れ落ちる場所と時間は運命の赴くままに。それでも人々は生を受けたその地で、楽しい未来を思い描きながら死ぬまで生きていく。
海外サイトにて、できれば住みたくはない危険な都市10が発表されていた。
10 Places You Don’t Want To Live
10.インド・ムンバイ
アジア最大のスラム街と化したムンバイ。600万人がここで暮らしているという。ここに住む人々はゴミの中からリサイクルできるものを探し出しながら一日4ドル(320円)しか手にできないという。
9.ブラジル・リオデジャネイロのRocinha
リオデジャネイロのスラム街は窃盗と麻薬密売の町。衛生状態も悪く死亡率も高いという。また、急な山野斜面にあるため、地すべり、落石と洪水などの災害などにも見舞われやすい。
8.ケニア、ナイロビのキベラ
アフリカ大陸最大のスラム街と呼ばれるキベラは泥棒の町。約100万人がここに住んでいる。水、電気などの供給も不足しており、人々が利用するダムの水はコレラや腸チフスなどの伝染病を巻き起こす危険性が高い。
7.中国 臨汾
世界で最も汚染された都市のひとつであると言われている石炭の炭鉱がある山西省の中央に位置する地区。ほこりと煙で汚染された大気により常に視界は妨げられているという。また、油で汚染された水により、この地域のガンの発生率はどこよりも高いそうだ。
6.ザンビア カブウェ
カドミウムに汚染された鉱山の町。数十年間もの間、鉛中毒の脅威に直面しており、子ども達の血中鉛の量は通常の5~10倍にものぼるという。
5.ウクライナ チェルノブイリ
いわずと知れた1986年に原発事故のあった場所。現在も尚550万人が甲状腺ガンの脅威に直面しているという。
4.ロシア ゼルジンスク
過去に化学兵器を作っていたこの地域の男性の平均寿命は47歳、女性は42歳だそうで、現在でも驚異的な死亡率により、世界で最悪の汚染された都市のうちの1つとされている。これはこの土地が、有機化学製品を作る際に使用された有毒なダイオキシン、シアン化水素、鉛と硫黄マスタードにより汚染されている為と考えられている。
3.ブラジル、サンパウロのCubatao
「死の谷」の異名を持つこの地域は、高い大気汚染により、先天性臓器欠損の子ども達が多くいるという。これは1984年に起きた石油流出による町の全焼事故によるもので、有機系汚染物質が蓄積された土壌は今もこの町の人々を苦しめている。
2.カンボジア、Bassacアパート
1960年代初期に建てられたこのアパートは、家屋倒壊の危機に瀕しており、2500人の居住者が生き埋めになる危険性を多くはらんでいる。
1.ソマリア モガディシュ
1991年、事実上ソマリア政府が崩壊して以来、現在まで続いている乱闘地区。毎日のように市民による暴動が勃発、世界の最も無秩序で最も無政府状態の都市へと変貌していった。