| ●石油はあと40年程で枯渇し、その後、ガスも10年程で無くなりそう。 |
| ・無くならないという説も一部にあります。 |
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| ●原子力発電は放射能の問題が解決できません。 |
| ・原発は世界発電量の15%を占める重要なエネルギーです。 |
| ・日本でも発電量の3分の1が原子力発電になっています。 |
| ・でも、放射能廃棄物が既に大量にたまり、最終処分場所がありません。 |
| ・ドイツ、イタリアなど多数の国で原発廃止が決まっています。 |
| ・核燃料サイクルの高速増殖炉は世界中で失敗。膨大な時間とコストをかければ可能性あり。 |
| ・もう一つの核燃サイクル、プルサーマルは、既にドイツで、 |
| 悪効率、高コスト、廃棄物増大という結果で、原発中止も決まりました。 |
| ・最も危険な高レベル放射能廃棄物は結局、処理出来ません。 |
| 何万年も安全な地層など無く、ガラス固化も技術が未完成です。 |
| ・原子力関係者は費用や安全面で長年ウソを付き続け、税金を浪費し続けました。 |
| 安全といいながら、東京でなく、過疎地に多大な補助金を付けて作ります。 |
| 六ケ所村再処理工場は予算7千億で、既に2.2兆円かけています。 |
| 責任を取る人はもちろん一人もいません。 |
| ・英仏の再処理工場周辺で子供の白血病が多発しています(民間調査)。 |
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| 核燃阻止訴訟原告団へ 原子力資料情報室へ 原子力研究開発機構へ |
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| ●チェルノブイリ原発事故(86年) |
| ・シャラポワの両親など30万人が移住し、今も30キロ圏内は居住禁止。 |
| ・ロシアの事故処理従事者86万人中、5万5千人が既に死亡。 |
| ・10,500km2が555kBq/m2(15Ci/km2)を越えるセシウム-137に汚染。 |
| ベラルーシ7,000km2、ロシア2,000km2、ウクライナ1,500km2。 |
| 28,000km2が185kBq/m2(5Ci/km2)を越えるセシウム-137に汚染。※関東地方位の面積 |
| ※ciはキューリー、ラジウム1g分の放射能。現在の単位はベクレルBq、1ci=370億Bq |
| ・ベラルーシで子ども達の甲状腺癌が60倍に増加。当初、リンパ性白血病が多発、後に骨髄性白血病が増加。 |
| ベラルーシは国民の30%以上が甲状腺障害になった。 |
| ・炉を放射能ごと大量のコンクリートで閉じ込めた石棺の損傷が激しく、対応にせまられている。 |
| ・影響調査は今も進んでいない。原発関係の企業や機関は資金豊富で、マスコミ操作が可能。 |
| 反対派は資金がなく手弁当だが、感情でなく、論理やデータ面の強化も必要。 |
| ・人間のすることに事故はつきもの。安全に気を配りつつ、確率とコストで選択するしかない。 |
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| 日本チェルノブイリ連帯基金へ |
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| ●原子力発電の現状 |
| ・世界発電量の比率(05年) 火力67.7%、水力16.3%、原子力15.1%、他0.9% |
| ・原発発電量の多い国(07年) 1位米1億0606万kW、2位仏6602万kW、3位日4958万kW |
| ・原発発電比率の高い国(07年)1位仏76.9%、2位リトアニア64.4%、3位ハンガリー56.8% |
| ・一番大きい原発 柏崎刈羽原発、7機合計で8212MW |
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| ●環境を悪くしない、新エネルギーが求められています。 |
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| ●色々研究される中で、順調に増えているのが「風力発電」 |
| 世界中の風の強い地区に風力発電機を作れれば、 |
| 世界電気総需要14テラワットの5倍の電力が得られます(米スタンフォード大調査) |
| デンマークでは2割、ドイツでは4%が風力発電になっています。 |
| 不安定な風、台風対策、騒音、景観、設置場所の権利など問題点もあります。 |
| 陸や山でなく、海に設置する例が増えています。 |
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| ●風力発電は大きいほど効率が高いため、羽根が100m級の2.5MWが増え、5MWの開発も進められている。 |

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| デンマークの洋上風力発電 |
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| 日本の風車マップへ 日本の風車の写真集へ バイクで見に行く風力発電現場へ |
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| ●08年の世界の風力発電 |
| 世界で1億2079万キロワット |
| 1位米2517万kw、2位ドイツ2390万kw、3位スペイン1675万kw、 |
| 以下、4位中国1221万kw、5位インド965万kw、13位日本188万kw |
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| ●08年新規導入量は1位米836万kw、2位中国630万kw、 |
| インド180、ドイツ167。日本は35で、風力発電機の7割程が輸入品。 |
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| ●バードストライキング、鳥への影響 |
| ワシやタカ、日本ではトビなども風力発電の羽根に衝突して死亡するケースがある。 |
| 初期の風力発電機が5千機以上並ぶ米カリフォルニア州アルタモントパスなどでは鳥被害が多発した。 |
| 最近の大きな風車は回転速度が低下し危険性は大幅に減少した。 |
| 設置場所の選定に配慮しつつ、対策と研究を重ねたい。 |
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| ●他に燃料電池、太陽発電、バイオ発電、廃棄物発電、海流発電、地熱発電なども開発中です。 |
| ・廃棄物発電はごみを燃やす時の熱で蒸気を作り、タービンを回して発電する。 |
| 03年度末廃棄物発電は一般廃棄物134.9万kW(257ヶ所)、産廃20.4万kW(65ヶ所)。 |
| ゴミを固形燃料にして燃やすRDF発電はトータル効率と事故で、一時停滞中。 |
| ・バイオマス発電は家畜の糞や食品廃棄物からメタン、廃材からエタノールを作って発電する。 |
| ・共に技術開発で効率アップをしないと、本当の節約にならない。 |
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| ●太陽から地球に注がれるエネルギーは、人間が使っているエネルギー全部の1万倍! |
| もっと活用できるといいんだけど、面積当たりのエネルギーが小さく、継続研究中。 |
| ソーラーカーとかのテストは応援してね。 |
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| ●水素を使う燃料電池も自動車会社など多数が開発中。今はまだコスト高だけど。 |
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| ●南海トラフなど日本近海の海底にたくさんある「メタンハイドレート」も注目の資源です。 |
| メタンハイドレートは天然ガスに似た成分のメタンで、白いシャーベット状をしています。 |
| 量も多く、まだ試掘テスト中ですが、日本の研究はかなり進んでいます。 |
| メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムへ |
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| ●太陽が輝くのと同じエネルギーが水爆と「核融合」。 |
| 核融合は、水素からエネルギーとヘリウム、中性子を出す。 |
| 水素1gから出るエネルギーで、公式プール2個の水を一瞬で沸騰させられる。 |
| が、中性子のコントロールが問題で、実用は50~100年先とされ、挫折する可能性も高い。 |
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| 地球の植物も動物も、太陽エネルギーのおかげだから、 |
| エネルギーや生命の全ては核融合からともいえる。 |
| 京大「ヘリカル式」の開発が進み、期待されている。 |
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| ●原子番号の大きいウランやプルトニウムを、分裂させるのが原爆と原発、高速増殖炉。 |
| 原子番号の小さな水素を、融合させるのが水爆と核融合。 |
| 核エネルギーの大きさは、炭素や水素の燃焼に比べ、数100万から数億倍。 |
| その分危険が大きく、まだコントロールが出来ない。 |