リアルファンネル?地球上どこでも1時間以内に攻撃、超音速の無人攻撃機X51Aの初飛行に成功(米空軍)

2010年05月30日 ι コメント(64) ι 動画 ι サイエンス&テクノロジー ι #

 

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  今月26日、米空軍は、地球上のあらゆる場所を1時間以内に攻撃できる超音速航空機X51Aウエーブライダー(X-51 WaveRider)の初飛行実験を行ったそうなんだ。

 X51Aウエーブライダーは、巡航ミサイルをモデルとした無人攻撃機で、洞窟(どうくつ)に潜むテロリストや敵基地を軍事衛星の誘導で “奇襲攻撃”する21世紀型の新兵器。


 米空軍、超音速の無人攻撃機X51Aの初飛行に成功
どこでも1時間以内に攻撃! 米軍、超音速無人機の実験に成功 

 米空軍発表によると、B52爆撃機に搭載されて米カリフォルニア(California)州のエドワーズ空軍基地(Edwards Air Force Base)を飛び立った「ウエーブライダー」は、高度およそ1万5000メートルで分離した後、太平洋上空を約3分半にわたって飛行。最高高度は約2万メートルに達し、最高速度マッハ6を記録した。

 超音速航空機による、これまでの最長飛行時間は、米航空宇宙局(NASA)のX43機が達成した12秒。これを大幅に上回った。
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 X51Aは米ボーイング社などが03年から開発に本格着手した。「通常即応グローバルストライク」(PGS)と呼ばれるミサイル兵器の一種で、B52戦略爆撃機に搭載。アフガニスタンの洞窟に潜むテロリストや、発射台に設置された北朝鮮のミサイル、イランの核関連施設を1時間以内に攻撃できる。
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 常兵器による攻撃の所要時間は最大で96時間かかるとされ、大幅な時間の短縮となる。2020年ごろの配備を目指す。オバマ政権は核兵器削減を進める一方で、新たな通常兵器「通常型即応グローバルストライク(CPGS)」の開発で抑止力を維持する戦略を構想しているという。
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(2013年3月21日)