アメリカ核実験の歴史
2011年05月08日 ι コメント(79) ι 画像 ι 歴史・文化 ι #
1945年、広島と長崎に核爆弾が落とされが後、米軍はさらなる核兵器の開発を目指し様々な核実験を行っていた。1960年代から1970年代の間には、全世界で実に2000回もの核爆発実験が行われていたという。冷戦時代も終わり、1990年代になり各国間で核実験禁止協定条約が締結されその勢いは衰えたものの、完全に核実験がなくなったわけではないという。
これらの写真はアメリカが核実験の全盛期だった約30年の間に撮影されたもので、当然のことながらこれらの写真の一部は、当時一般人の目に触れることはなかったものなんだ。
When We Tested Nuclear Bombs - Alan Taylor - In Focus - The Atlantic
1953年5月25日、ネバダ州で米軍によって行われた核実験。15キロトン、280mmの核砲弾は、空中で爆発して、付近10km範囲にばら撒かれた。
1945年7月16日 ニューメキシコ州アラモゴードで人類初の原子爆弾の実験に成初。そのときの核爆弾
プルトニウムを回収するように設計された200トンの鋼の容器
1945年7月16日の核実験で起爆の0.025秒後に見られた火の玉とショックウェーブ
それは9秒後にキノコ雲となった
1946年7月25日にビキニ環礁で実施された核爆発実験とそれを見守るオブザーバー。広島と長崎に核爆弾が落とされてから5回目の核実験となった。
前景の暗い点は、原爆を調べる為に配置された軍艦の艦隊
1952年11月16日、エニウェトク環礁のRunit島に500キロトンの核爆弾を落としたB-36H爆撃機
1951年5月9日、太平洋に落とされた核爆弾、Greenhouse作戦と名づけられた
1953年3月17日、ネバダ実験場のユッカ・フラットでの核爆発実験。家の破壊の様子
1953年3月15日、マネキンを利用し核爆発による家の中の状態を調べた
1957年8月30日、ネバダでの実験は750フィートの高度で風船から爆発させた
1956年5月20日、ビキニ環礁、ワキアカツグミでの水素爆弾のテスト
1957年7月15日 ネバダ実験場のユッカ・フラットでの実験
1957年7月19日、インディアナスプリング空軍基地から48キロ地点で輝く核爆発の光
1957年6月24日、プリシラでのきのこ雲
1957年5月28日、プラムボブ・ボルツマン作戦の起爆を観察するNATOのオブザーバーたち
1957年8月7日、ネバダ試験場で核爆弾の爆発の衝撃波によって崩壊した爆心地から8キロ離れた上空を飛んでいた飛行船。飛行船には乗組員はいなかった。
1958年の太平洋での実験と付近で観察するオブザーバーたち
1962年、太平洋で行われたオペレーション・ドミニク
オペレーション・ドミニクでは100回の核爆発実験がネバタと太平洋上で行われた
1962年7月6日の実験でクレーターのように開いた直径390メートル、深さ98メートルの巨大な穴
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