ビッグバンは時間の流れが正反対のパラレル宇宙を生み出したのか?
2014年12月18日 ι コメント(53) ι 知る ι 自然・廃墟・宇宙 ι #
先進的な研究では、我々の宇宙の始まりであるビッグバンは、同時に時間が真逆に流れるもう1つの宇宙を作り出したと示唆している。このブレイクスルーは、この宇宙を理解する方法を書き換えてしまうかもしれない。
ジュリアン・バーバー博士率いる世界的に有名な科学者からなる国際チームが発表した『時間の重力の矢の同定(Identification of a Gravitational Arrow of Time)』と題された論文では、”時間の矢”と呼ばれる仮定に真っ向から挑んでいる。これは時間の流れが”一方向”であることを示すためにアーサー・エディントン博士によって提唱されたもので、時間は非対称的で、そのために前に進むとする理論である。
しかし、バーバー博士らはこれに対して、時間が正反対に流れる真逆の宇宙が生まれる可能性を否定する科学的な根拠はないと反論している。だが、科学の妙味とも言えることに、時間が過去に遡るパラレル宇宙が存在するのならば、そこに生きる存在は我々の宇宙の時間こそが反対に流れていると感じられるようだ。
バーバー博士によれば、あらゆる物理法則は時間の流れに関わらず適用可能なものであり、それゆえにパラレル宇宙の存在を否定できる科学的な障害はないそうだ。
「ビッグバンの最中にいずれかの方向へ分裂するミツバチの群れを扱った簡単なモデルを見れば、2つの時間の矢があることが解るでしょう。これは群れの中から別々の方向を指し示しています。片方は未来へ、もう片方は過去へというわけです。」
しかし、残念なことに、もう1つの宇宙の在処を実際に発見することは非常に難しい問題だ。同博士は、今回の成果はその原理を証明したことだと語っている。
禁止タグ動画消去=元サイト確認
via:telegraph・原文翻訳:hiroching