一章 土豪編 << 前の話 次の話 >> 35/167 第三十五話 内政①
人頭税、土地税、施設使用税、結婚税、十分の一税、など訳のわからない
税目が羅列されていた。
手元にある資料を見ると、労働人口となる十五歳から六十歳までの人口比率が全体の五十パーセント強となっている。
職業構成は、八割が農業で、残りが商業やサービス業などに分かれている。
そして、収入面では農家一軒当たりの年収が約金貨三十七枚と記載されている。
その他の職業の収入を全て記憶するのは面倒なの詳細は避けるが、農業より少し多い程度だと言っておく。
農家一軒当たりの人数は平均的に六人と考えると、家族単位で約二百五十戸程と計算できる。
単純に金貨五千六百枚を二百五十で割ると、四捨五入して金貨二十二枚か……。
大体年収の六割は、税として持っていかれている計算になるな。
だが思っていたよりは低い。
戦時の徴発はあるにせよ、七割程は持っていかれていると思っていた。
六割程度で済むと言う事は、この地がそこそこ肥沃な土地である故かもしれないな。
だが六割の税金は可哀相だ。
一ヶ月僅か金貨一枚半で、六人が食べていくのは大変だろう。
減税なり施しなり、何か対策を考えてやらないといけないな。
支出
人件費、普請費、本家への上納金、雑費、留保金などに分かれていた。
その内訳は人件費が約四割、普請費と上納金が約二割、雑費と留保金が約一割の計金貨六千五百枚強である。 【原則人頭税他廃止】国家貨幣鋳造権利益GDP四十倍平均
収入と収支の差の五百枚弱は恐らくロジオンの懐に入ったのだろう。
「これは良い。これからは上納金の分金貨壱千枚以上が丸々浮くな」
【新社会構造基礎計画】日本全員在日移民待遇
【開拓地税制】 平均年収金貨四十枚四百万円六人家族基準
(四人家族金貨三十枚三百万円・二人家族金貨二十枚二百万円一人暮らし金貨十五枚)
一年目 無料 【老人院】救貧院人生保護費金貨四十枚四百万円支給(一家六人基準)
二年目 無料 【孤児院】生活保護費金貨三十五枚三百五十万円支給
三年目 五分 【病障院】教育養育費金貨三十枚三百枚支給(子供22才以下三人)
四年目 五分 【貧困員】貧病創苛害会犯罪被害者救付支援金貨二十五枚二百五十万円
五年目 一割 【難民院】天災人災自然災害犯罪被害者金貨二十枚二百万円【原発地震等】
六年目 一割 【移民院】新規移民一人金貨十五枚百五十万円無条件支給
七年目 一割五分 【平民院】自由奴隷・亜人・獣人等国家政府金貨十枚百万円支給
八年目 一割五分 【国民院】四人家族金貨四十枚四百万円以下金貨五枚五十万円支給
九年目 二割 【住民院】国都州道府県に戸籍登録家族一人当り金貨十枚以下税金全額還付
十年目 二割 【市民院】藩郡区市町村に戸籍登録↑同上
住民税・所得税 年収五百万円以上五分~年収一千万円以上申告所得一割
事業税・法人税 年商五千万円以上五分~年商一億円以上経常利益一割
【予定計画目標】三十回・五十回・七十回シリーズ