なぜ過去世がコロコロ変わるのか? | 幸福の科学を統一教会の信者が見ると

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幸福の科学も統一教会も、同じカルトじゃないかって?まあそうかもしれないけど、幸福の科学を見てるといろんなことを考えさせられるんですよ。「真実は小説よりも奇なり」

「逆境からの脱出」という講演テープがあった。
私を伝道しようとしていた知人からもらって、何度となく聞いた。

理想国家 日本の条件」という本に収録されている、1990年代初めのころの講演だ。

検索すると、目次がでてきた。1994年刊だな。

第3章 逆境からの脱出
1 逆境からの脱出-政治編
・混迷する日本の政治
・信長・秀吉・家康は現代に生まれ変わっている
・金儲けが目的で政治家になる人はいない
・派閥は有効に機能している
・政治家は言葉を武器とせよ
2 逆境からの脱出-経済編
・ヨーロッパとアメリカが恐慌の震源地となる
・不況の原因はマスコミにもある
・甘さとお人好しは倒産の原因
・不況の乗り切り方
3 逆境からの脱出-病気編
・肉体と心は不二一体である
・積極的な思想を持て
4 逆境からの脱出-家庭編
・家庭不和には悪霊の作用がある
・言葉と心の調律を

私は当時営業職から、ある店舗の経営を急にまかされるように変わって、暗中模索の状態だった。
幸福の科学の書籍に、経営に関する記述が多かったのは助かった。

今思えば、ごくごく初歩的な内容ばかりだが、
経営に関してずぶの素人だった自分にはぴったりだった。

「不況期の倒産原因は、人任せ・運任せ型の甘い経営や人材配置、取引におけるお人好し経営、権限委譲型経営、やみくもな多角化路線などだ。

不況期には、高収益部門・商品の徹底強化をせよ。
経営者は「見通しの甘さ」と「お人好し」の心を排除せよ」

そんな話が新鮮だった。
このへんの話は好きで、何度も繰り返しテープを聞いたものだ。

そのおかげで、自分に必要だった経済編以外の部分の政治編も何度も聞いた。
それで内容もよく覚えている。

戦国時代の武将が、政治家として生まれ変わっているという話だ。

織田信長・・・小林興起
豊臣秀吉・・・鳩山邦夫
徳川家康・・・住博司

「二十一世紀には、こうした信長、秀吉、家康らの時代が始まります」という話だった。
何度も聞いたので、よく覚えている。

ところがだ。
最近の豊臣秀吉の霊言でも、徳川家康の霊言でも
20年前の講演内容を否定しているではないか?

 

鳩山邦夫は秀吉の生まれ変わりではない。
住博司は家康の生まれ変わりではない。
(住博司氏は1998年43歳で逝去されている。)

いいかげんだな~。
話のつじつまが合わなくなってきたから、設定変更か?

まあ、戦国武将が誰に生まれ変わってるなんて話、私はどうでもいいけど、
それにしても信者さんがかわいそうだ。
一貫性がなさ過ぎる。
これで、「無条件に信じてついてこい」と言われても大変だろうな~、
疑いの心を持ったり、不信すると無間地獄に落ちるなんて脅されてるし。

そんなことを考えた。

職員の方々は、どうやって信者さんをフォローされるんだろうね。


一体なぜ、大川隆法氏の言う過去世設定はコロコロ変わるのか?

それは簡単だ。
真実はひとつ!(コナン風)

そもそも、過去世なんてないから。
前世なんてないから。


このブログでも何度も書いているように、
霊界からその人が協助する現象はあったとしても、生まれ変わりはない!!

これが真実。

悪意に取れば、「最初から詐欺だったんだろ~」ということになるが、
大川隆法氏の言動を善意にとらえてフォローするとすれば、

霊的なものが見える人は、その協助現象が生まれ変わりに見える
当時の3人にはそれぞれ信長、秀吉、家康がきっと協助していたんだろう。
それを生まれ変わりと勘違いして宣言したんだろう。

でも協助現象なんて普遍的なものではなく一時的なものだから、何十年もたって再び霊視してみれば、協助霊が変わっているのは不思議でもなんでもない。

過去世設定がコロコロ変わる理由を、私はこのように解釈する。


前世はない。
生まれ変わりはない。
過去世はない。

人間は一度きりの人生。
死んだら永遠に霊界で生きる。
地上人に協助することはあっても、生まれ変わることはない。

親なる神様が唯一、永遠であるように、その神の子である人間も唯一、永遠の存在。

こう考えるほうが、ずいぶん科学的ではないか?

ただこれを認めると、幸福の科学の教義体系は崩壊してしまうと思われる。
特に最近は仏教的な心の教えではなく、もっぱら霊言だのみだから。


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