さて、時間と価格の比を1とすることは周期を把握することと同義
とは前回までに解説しました。
確認必須 : 時間と価格が1対1になるということ
今回は時間と価格の比が1となることの追加解説と、周期を導くこと
によって可能となる事柄を解説します。ただ、周期の使い道は多方面
に渡るので、
一般的に知られているテクニカル分析への適応
を試みたらどうなるかを事例に解説していきます。
■ まずは週出される周期の把握と理解
まず周期がどのような周期なのかを把握する必要があります。具体的には、
2種類になるでしょう。
ⅰ) トップからトップ もしくは ボトムからボトム
Sin波なら0~2πまでの区間です。円として考えるのであれば1周してくること
ですね (^-^)/
この周期は、
「トップ→トップ」で周期がとれれば ⇒ 「トップを基点に次のトップ」を予測となる
「ボトム→ボトム」で周期がとれれば ⇒ 「ボトムを基点に次のボトム」を予測となる
ことを意味します。
ⅱ) トップからボトム もしくは ボトムからトップ
Sin波であれば0~πまでの区間です。円として考えるのであれば半周し
ていることですね (^-^)/
この周期は、
「トップ→ボトム」で周期がとれれば ⇒ 予測値は「ボトムを基点にトップ」を予測となる
「ボトム→トップ」で周期がとれれば ⇒ 予測値は「トップを基点にボトム」を予測となる
ことを意味します。
どちらの周期なのかによって、周期の終端がボトムなのかトップなの
かが決まるので把握しておかなければいけません。
この考えは後から重要になるので覚えておく必要があります (^-^)/
■ 周期と「時間と価格の比が1」となることとの関係
これから解説することは重要ですが内容としては当然な内容です。た
だ、知らないと後の解説の意味が理解できない可能性があるので一応
読んでください (;^_^A
例えばトップとボトムを周期測定に活用します。ということは、周期の終端
である予測ポイントはトップになります。そして、
トップとボトムの値差 ⇒ 258.3
抽出した周期 ⇒ 24
としましょうか。イメージとして表せば下図のようになります。
周期が抽出できているので時間が1毎の変動幅が計算できます。
周期は24ですが基点を1とした場合なので(1~24か0~23かの違い)
するので、
258.3 ÷ (24-1) = 11.23
となります。この11.23が時間と価格の比が1となる単位です。どう
して時間と価格の比が1かといいますと、
11.23という値は時間軸を価格軸に変換した値
と表現すればわかりやすいでしょうか。通常は5分足だったから5分足
が何本とか、日足が何本とか表現しますよね?この場合は、時間を価格
に変換しているので、
価格変動0時点 ⇒ 価格変動11.23時点 ⇒ 価格変動22.46時点
と呼び方が変化するわけです。何本目の「本」が「変動幅」単位になった
ことが時間と価格の比が1という状況です。
ということは、こんな表現もチャート上でできそうですよね?
1×1ラインって何かで見覚えがありますよね?それはズバリ
ギャン理論 (ノ゚ο゚)ノ
です。前回も扱っていますよね ('-^*)/
そして、冒頭で扱った周期の種類ってのもテクニカル分析で良く見かける
考え方です。
一目均衡表の基本波動 Σ(゚д゚;)
ってご存知ありませんか?I波動、V波動ってのです。
I波動とV波動でN波動が作られますので、実質は2パターンの周期
になりますね。これは冒頭で扱った周期の種類と同様です。
で、これらの内容がどのように関わるのか・・・
実はもう1つのテクニカル分析である、
フィボナッチ ( ゚ ▽ ゚ ;)
が加わることでギャン理論・一目均衡表・フィボナッチが全て融合され
ちゃうのです。
長くなったので続きは次回に・・・ m(_ _ )m