いつから写真を撮られることが苦手になったのかな。
特に一人で写真に写るとき。

いや、苦手というより、写真にうつる自分にがっかりするようになったんだと思います。だから、写真が楽しくなくなったのかも。
一人で撮られるときは緊張するようになってしまったし。


昔みたいに写真に撮られることを楽しみたいな・・・


そんな私の願いが届いたのか、
この方がこんな素敵なイベントをドキドキ



「モデルと写真家による あなたらしい写真の撮られ方セミナー」

【本当のあなたに出会う】モデルと写真家によるフォトセッション




このセミナー講師である、写真家の菅原宏さんと、モデルの笑美さん夫婦に、「ピーン!」ときて、「会いたい!」となり、行ってまいりました。




菅原さんと笑美さんは、想像通りとっても素敵なご夫婦でした。

セミナーの最初にお2人からそれぞれ、

「いい写真ってどんな写真なのか」とか、
「撮られる写真と撮らせる写真の違い」とか、

を聞かせていただいたんですけど、お2人の話を聞いただけでも、もうそれだけで「今日来てよかった~」ってなりました。


私たちって、自分の写真を見るとき、
まず形の美しさを見てしまうと思うんです。

少なくとも私はそうです。

「あ、これは笑顔だからいいね」とか、
「これは、しわやたるみが目立つから消しちゃえ!」とかね。

私がここ数年、写真にうつる自分にがっかりするようになったのって、どこかで『昔の若々しき頃の自分が今の自分』って思っているところがあって、

「今の自分ってこうなのね」

っていう現実を認めたくない思いがあるからなんだと思います。


つい美肌に見せるアプリとか使っちゃうのも「そのままの私よりも少しでも綺麗に見える自分を残したい」っていうところがあるんでしょうね~。笑



今回のセミナーは、撮られることに慣れるということで、
携帯で自分撮りをしたり、ペアになって喋りながら
たくさん写真を撮られました。


途中から笑美さんにも、
これでもかってくらい
喋ってる私を撮られました。笑

ずーーっとカメラを向けられて、
恥ずかしいやら、落ち着かないやらで、
モジモジ、そわそわ・・・

「好きに動いてもいいよ」
といわれ、中途半端にポーズをする私。笑





撮ってもらった40枚くらいの自分の写真をみて、最初はがっかりしましたよ。


シミとかシワとかたるみとか、笑顔が美しくないとか、それはそれは嫌だなって思うところがいっぱいで。

「これは私じゃない」って。周りから見たらそのまんまなんでしょうけど。笑


う~、書いててどんだけ自己否定が強くって自意識過剰なんだって思ってきました。




「自分の写真も、鏡もちゃんと見て。
いやだな~って思うところは、
なぜ嫌だと思うのかそこに向き合ってほしいな」



1日目のセミナーが終わった夜、セミナー中の笑美さんの言葉を思い出し、スマホで撮ってもらったたくさんの写真をもう一度見てみました。





そこにいるたくさんの私。

そこにいる私は、いつもの決まった作り笑いはなくって、
喋りながら意識はカメラを滅茶苦茶気にして困った顔や真顔の自分、笑顔が崩れたような顔や変な顔や・・・初めは気になるところいっぱいで嫌だったし、ゴミ箱に送りたい写真ばかり・・・


でも何度も何度も自分の写真を見てるうちに気付いたことが・・・

それはね、



「あ、私生きてる・・・」
ってことでした。




ははっ・・・伝わるのかな・・・この表現。

でもそう感じたんですよね。普段の写真撮影では見れない、
たくさんの表情の自分を見てそんな思いが沸きました。


生きてるといろんな体験がやってきて、
そのつど、

自己否定したり、
嬉しかったり、
気を使ったり、
気がつかなかったり、
ムカついたり、
落ち込んだり、
人の目を気にしたり、
わくわくしたりしている自分がいる。


そんな風にいろいろなことを感じながら
一生懸命生きてる自分を垣間見た気がして、
何だかいとおしくなって、おもわず泣けてしまいました。



写真って「命の表現」だな~って。

笑美さんのブログに「中から出てくるものをつかまえる」
という表現がありましたが、


本当にそのとおりだな~
写真ってすごいな。



写真って、
今日ここで遊んだとか、誰と何をしたとか、
綺麗に撮れたとかなど、自分の外側の記録だけじゃなくって、


「自分の内側からあふれ出るもの」の記録でもあるんだなって。


その自分の内側を素直に出せたとき、
その瞬間を捉えた写真は、

シミやしわがたくさんあっても、
笑顔じゃなくても、

きっといい写真なんだ。



そして自分の写真をみるときには、形にとらわれすぎず、

今の自分ってこんな気持ちなんだろうな
こんなことに楽しいと思ってるんだな
こんなことに嬉しいと感じるんだね
不安なんだな、迷ってるんだな、


って、写真に写る「いまのわたし」
の内側にもちゃんと目を向けてあげることで、
「わたし」という自分をもっと知ることができるのかもしれないなって。


「自分の写真はもっとこうであるはず」という自己否定のフィルターをはずしてあげて、
今の自分の写真に向き合うことで、


「今の自分って悪くない」
ってありのままの自分を受け入れられるようになるのかもしれないな~って思いました。



キレイに撮れた写真ももちろん嬉しいけど、
そうではない自分ももっと認めていけたらいいな。

そして綺麗な写真だけじゃなく、
わたし自身が自分の内側からあふれ出るエネルギーを
もっと表現できたらいいな~って強く思いました。



追記1:


セミナー中、お互いを撮りあいするみんなの写真を菅原さんが撮っていてくれていました。


最後はその写真を見せてくれたんですけど、
すっごくいいんですよ。キラキラしてて!


1人1人の内側から飛び出た輝きや「楽しいっ」ていう瞬間を
カメラにおさめることができる菅原さん。


すごいです。



追記2:


セミナーは和やかであたたかくって、とてもいい時間でした。

途中から参加してる女性の方たちの表情がどんどん
変わっていきましたね~。

こ~んなに人って変わるんだってくらい。
もうね、こうなると元々の顔の作りがどうとか、
気になるシワだとか、シミだとか、関係ないんだな~。

命が輝く瞬間。

私が大好きな時。

私も今までたくさんイベントも主催して、参加もしてきて、
いいイベントだったな~って思うのは、この変化に出会ったとき。

参加者の女性が「自分の中のうつくしさ」を見つけたときって、
内側からピカーって輝くんですよね。

それがね、このセミナーでもありました。


追記3:

なんか、写真の撮られ方を習う、とか
キレイに撮られるようになれる、とか以前に、
きっとこの2人に会いたかったんだな~私。


自分の生き方や意見をしっかり持ってて、真っ直ぐで、
でもとっても気さくで、聞き上手で話し上手。


この2日間でどれだけ開放されたことか。笑



フォトセッションもお二人の空気感の中で、
居心地よくとても楽しく受けることが出来ました。

写真の仕上がりも
とっても楽しみだ~。



主催のkaoluneさん、菅原さん、笑美さん
本当にありがとうございましたラブラブ


何度も読み返したい
菅原さんと笑美さんのメッセージ