完璧主義者は、先のリスクが分かってしまうのでチャレンジできなくなってしまいます。失敗を極度に恐れます。
いわゆる、「ぐず病」の原因でもありますが、あまりにも頭でっかちになって「考えすぎて行動できない」のが問題です。
今回ご紹介する良書は、羽生善治「大局観 －自分と戦って負けない心」角川文庫 です。
皆さまご存知、６つの永世称号を持つ最強棋士である著者の人生観が縷々（るる）述べられていて、とても参考になります。
たとえば、
・リスクをとらないことは最大のリスクである
・リスクにきちんと正面から向き合い、リスクに伴う恐怖や不安に打ち克つことが、永続的にリスクをとり続ける王道
・「続けること、継続すること」は立派な才能
・安心も自信も、小さな積み重ねのなかから、徐々に育て上げていくものではないか
などなど、勝負の実践で培われた教訓で説得力があります。
「リスクをとる」とは、チャレンジしている証拠でもあります。自分の能力の限界に挑戦しているわけですから、失敗はつき物です。
チャレンジして成功したら、さらに調子に乗って前進し、たとえ失敗しても、失敗から教訓を得てさらに挑戦していく「常勝思考」の持ち主にとって、人生は開けていくしかありません！
