お待たせしました！
JOISTIKの来年の目玉モデルである『Senbay/せんべい』のインプレ！
美味しかったのか！？長文ですが、ぜひ最後までご賞味願います。
まず、コンセプトは日本の平均的なヒザ～コシの小波を楽しくするスペシャリティ・モデル。
シェイパーのNickは来日経験もあり、だいたい日本の日常的な
波がどんななのかは知っているのですが、その熾烈な波取り合戦の事情や
平均的なレベル、実際の波のパワーについてなどなど事細かく説明し、
更には波情報サイトでの混雑した海の写真や
youtubeを見せたりと、とにかく日本の波をイメージさせました。
パドルの安定感、ショートの域を脱した走り出しの速さ、
そしてつながり気味の早い波でも抜けていく加速性、
更には力のない波でもバシッと反応する回転性。
スタンダードボードやちょっとした小波ボードならテイクオフだけで終わってしまう波を
１～２回のアップスからローラーコースターやフローター、
もしくはエアでフィニッシュさせてくれるボード。
そんなマジカルなボードをとことん追求。
しかも今一番勢いに乗っているNickのスパイスをかけて。
そんなこんなで試行錯誤して出来上がった1stサンプルがコレです。
せんべい1号
↓以下は今年行った試乗会、Surfjam
での１コマ。
(c) hirano masako (Special Thanx！)
naminorisyasin.nobody.jp/
ライダーは小山プロ(私の先生)。サイズはヒザモモ？限りなくダンパーに近いコンディション。
しかしこんなセクションもスピードに乗ってフローターで抜けていき、
次のセクションへ。私も乗りましたが、予想以上に縦にもアプローチでき、
その高い回転性を実感。
23/16のコンケーブデッキってすごい厚いんです。
でもグリグリ感抜群。
好感触だった1stサンプル。ラウンドノーズとポイントノーズの中間の
ワイドノーズで作ったらはどうか？
結果がコレ。
せんべい2号
サイズを前回より1インチ短く、幅を1/8広く、厚さは1/8狭くオーダーしてみました。
↓コンケーブデッキ
↓テールまわり
FINは本日使用したセッティング。MR-TFXサイド＋RATIOセンター。
一番はじめにテストしたのはイケメンなマイメン、宙猿くん。
スケート＆サーフをこよなく愛するアツい漢、
surfsk8ersにも毎年出ている彼のインプレ(モルディブ＆湘南)は↓
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一番感じたのやっぱり尋常じゃないテイクオフの速さです。
あのファンボード並の滑り出しは他のSurferからクレームを言われそう。
乗り過ぎ注意です。
ターン、難しかったです。湘南は問題なかったんですが、
モルディブでは。レールが入らないんで。。。特にノーズ側が波にはじかれる感覚？
がありました。自分の技量のせいもあるけど。
コンケーブデッキっていう変態デッキ。よくああいう感じの板を乗った時に感じる
ボテッてした重量感は感じませんでした。足を置く所は厚さが薄いから・・・？
乗ってて違和感とかは全然なく。湘南ではマジ抜群でしたね。
もっと色んなフィン設定で乗りたいです。
クワッド、ノーマルトライ、など。純粋に楽しい、そんな板です。
ってな感じの完全ド素人なコメントですが、
波が悪くなればなるほど真価を発揮する“邪悪なオンショア＆小波キラー”
になる事は間違いなしとの事で。
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これに対する私のコメントは、まず60kg程度の彼には
完全オーバーフロー・・・。そりゃレールははじかれるでしょうね。
(サイズは写真のとおり、5'7 195/8 21/16→先端部分はスティープに
なっているものの、指先で掴んだ感じは23/8～27/16程度のボリュームを感じます)
しかし湘南で一緒に入ったときのあのテイクオフの速さ・・・
完全に１～２秒は早かった。
私はノーマルボードでテイクオフのみ、以上！みたいなヒザ波で
走って走ってコースター。ズルイよ、君。と本気で思いました。
そして本日。私自身がようやくはじめてテスト。
(実はモルディブでは乗ってなかったんです・・・波が良すぎて・・・
日本でも調子の良いXXとTETRAばかり使ってましたので・・・)
波はぱっと見、腰～腹かな？と思ったら胸～肩。
セットはパワフルでチュービーだが、ハイタイドのため、切れ目からは厚くなることもあり。
風の影響が少し入り、流れもあり。正直ちょいジャンク。
波を見て、板のセレクトを完全に間違えた・・・と本気で思いました。
が、チェンジに行くのも面倒なのでそのまま入水。
パドル。何とまあ、メタボなオジサンに優しいことか！このコンケーブデッキは(笑)
スポッっとフィットし、普段ノーマルボードだと腹が圧迫され、
苦しくなることもある中でこれは本当に快適♪
そしてレールに浮力があるので5'7でもパドルの安定度抜群。
スイスイ進み、ダックダイブも適正浮力の私にはまったく問題なし。
走り出しはさすが！ノーマルショートより全然早いので、
掘れたピークでも全くNoProblem。ただ、さすがにレイトは少し厳しかった・・・。
しかし、このコンディションで心配していたレールの出し入れも問題なく、
とにかく良く走る！スピード感が心地良い！走りすぎて早いセクションを抜け、
厚くなったショルダーで大きなフルレールカットバックがメイクできた時は感動でした。
また、大好きな360も軽々メイク♪(普通のショートよりまわしやすいです)
↓こんな感じですね(写真のボードはSenbayではなく、確かJOISTIK/PSXモデル)
2号は1号と比較して、そのノーズ形状ゆえに、
少しリップ時のレスポンスが重い感じは受けましたが(でもテールの抜けは良いのですよね～）、
その分楽、ほんとラクラク。掘れた胸～肩でも問題なし、と思わぬ嬉しい誤算。
いや～このせんべい、最高に美味しかった・・・
残念ながらこれはしばらく僕の手元から離れません。
中古をご期待の方はぜひオーダーでご検討を！
しかし、何よりこの人。ホントにすごい。感謝してるよ、ニック。
