I 罠 get であります!

この度「リク魔人」の妄想宝物庫様 のseiさんより、

罠を奪取して参りました☆(ノ∀<)


文章構成力皆無のため色々とツッコミどころ満載です。

広い御心で読んで頂けたらと思います。


修羅場がどんどん後退していく~…orz

そして、すみませんw

蓮様から逃げましたw


それでは以下より本文です。



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a dense fog



☆。・*☆。・*☆。・*☆。・*☆。・*☆。・*☆。・*☆。・*☆。・*



撮影終了後、社さんがタクシーを呼んでくれて、家まで付き添ってくれた。



「キョーコちゃん、大丈夫?横になったほうがいいんじゃないか?

えっと、ミルクでも温めて飲む?」


「…すみま、せん…。もう、大、丈夫…です。」



部屋に着くと、社さんが支えながらソファーに座らせてくれた。

大分治まったが、まだ少し振るえが止まらない。



「や、無理はしないで…。

氣比君には後で事務所をとおして抗議しておくからね!!」


「だ、ダメ、です…!!」


「え?」



必死に落ち着こうとしていたところに、社さんから剣呑な言葉が漏れ出た。

事務所をとおして抗議…?!

ダメ、それだけは止めなくちゃ!!!



「今まで、氣比さんに…色々と、ご迷惑を…おかけ、

したのは…私、です。それに、撮影…に、影響が、でます…。」


「でも…!」


「絶対、ダメで、す…!」



確かに、さっきの撮影で氣比さんにされたことは、抗議する必要があると思う。

でも、事務所をとおしてなんて、大事になったら…。

このドラマが、お蔵入りになってしまう…?


そんなのダメ!なんとしても無事に終わらせたい!!


このドラマと一緒に敦賀さんへの思いを昇華させようと賭けていた。

その思いまで、中途半端になってしまいそうで怖かった。


なまじ半端に今は敦賀さんが近くにいる。

そのせいで気持ちも大きく揺らいでいる。

例えほんの少しでも、

気持ちのバランスをとっていたものが崩れてしまうのは避けたかった。



「キョーコちゃん…。」

「絶対、ダメ…ですから、ね…?」


「わかったよ…。」



社さんの了承を得ることができて、ホッと一息ついた。

よかった。まだ、続けることが出来る…。



「社さん…、もう、だいぶん…落ち着きました。

帰っていただいても、大丈夫、です。」


「え、けど…。」


「本当、に、大丈夫、ですから…!」


「…無理はしないでね?明日、また迎えにくるから。今日はゆっくり休むんだよ?」


「はい…ご迷惑、を…おかけ、して…すみません…。」


「迷惑だなんて思ってないから!ちゃんと休んでね?」


「有難、う…ござ、います…。」



社さんが帰ってから暫くの間、私はソファーに座ったまま、

ぐるぐる駆け巡る思考を纏めようと必死になっていた。

そんなところに唐突に電話がかかってきた。



「最上さん、大丈夫…?」


「…えっ?!敦賀さん…?!」



相手は敦賀さんだった。

また…そうやって…。

あなたは気付かずに残酷なことをするんですね。

心配なんて…要らないのに…!!



「うん。社長の用を済ませて現場に戻ったら撤収してて吃驚した。

さっき、社さんから理由を聞いたんだ。」


「そ…う、なんですか。ご心配を…おかけしました。私は大丈夫です。」