I 罠 get であります!
この度「リク魔人」の妄想宝物庫様 のseiさんより、
罠を奪取して参りました☆(ノ∀<)
文章構成力皆無のため色々とツッコミどころ満載です。
広い御心で読んで頂けたらと思います。
蓮様~まだですか~?
あれ?蓮様と氣比さんの修羅場のはずなのに…w
蓮様~!早く来て!!!
それでは以下より本文です。
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a dense fog
「京子ちゃん、マネージャーさんの用事には間に合った?」
「あ、はい。気を遣っていただいて有難うございます。
先程はすみませんでした。お話の途中でしたのに…。」
「ううん、気にしないで。
それより…参ったな。
まさかさっきの今でこのシーンの撮影になるとは思ってもみなかったよ。
まだいくらか残ってるものを撮影してからだと思っていたから…。」
「…私もです。ご迷惑をおかけしますが、
改めて宜しくお願いしますね、氣比さん。」
「ああ…うん、こちらこそ。」
「二人ともーっ!準備OK?」
「「はい。」」
「京子ちゃん、このシーンは美亜と亮がお互いを理解して、
それまでのギクシャクした関係が打ち解けるシーンだから!
キスが深いものになっていったら、
固まらずに亮の首に手を回して、そのままベッドへ倒れてね!
氣比君も、自然な流れでお願いします!!」
自然な流れ…もう、待ちの状態でこんなに緊張しているのに、
自然な流れなんて出来るのかしら…。
美亜魂を入れたものの、度重なるNGのせいで、
そのシーンだというだけで、既に美亜が抜けかかっていた。
肩と頭に回された腕が気になる。
目の前にいる人は私の望んでいる人ではないことが私の心を乱す。
カメラが回り始めるまでは極力氣比さんを視界に入れないようにしていた。
だから、彼が何をしようとしているかなんて、私には到底気付けなかった。
「ああ~…カット!!京子ちゃん、頼むよ~…。
頭整理してもらう時間は結構あったと思うんだけど…。
…あれ、氣比君?氣比く~ん?カットだよ?…氣比君っ?!」
「きょ、キョーコちゃんっっ!!!」
…また、固まってしまった。
監督のカットの声が聞こえて、気が抜けてしまい、溜息が漏れた。
しかしその瞬間氣比さんの腕の力が強まり、一旦離れた唇が再び塞がれ、
溜息を漏らして口が緩んでいるところに、無理矢理舌を捻じ込まれた。
「ん゛ん゛~~っ!!!!む゛ぅうううーーーーっっ!!!!!」
「…カットだよ?…氣比君っ?!」
遠くでカットだと言う監督の声が聞こえる。
必死に空いている腕でバシバシ叩くが、氣比さんは離れようとしてくれない。
それどころか、肩を抑えていた手が、
鎖骨をなぞったかと思うと、そのまま下がってきた。
嫌っっ!!!!気持ち悪い!!!!!!!!
「氣比さんっ!!!いいかげん京子を離してくれ!!!!」
声を荒げて社さんが走ってきた。
社さんが氣比さんの肩を掴み、私から離そうとしたところで、
氣比さんは自分から離れ、立ち上がった。
「一度は、ショック療法も試してみた方がいいかなと思ったんだけど…。
どうやら、逆効果だったかな?ごめんね、京子ちゃん。」
「氣比さん!!!いいかなと思ったんだけど、じゃありませんっ!!!
京子の了承も得ずに何てことをしてくれるんですか?!?!
久木さん、あなたもだ!!
マネージャーなら担当俳優の管理はきちんとして下さい!!!」
何するんですか!!!と抗議したいところだったが、
その時の私は男の力で捻じ伏せられて、
無理矢理キスされた上に胸まで触れられ、
怖くて震える身体を止めることが出来なかった。
代わりに社さんが猛抗議をしてくれた。
「キョーコちゃんっ!!大丈夫?!?!?!」
「や、しろ…さ…すみ…ませ…。」
「無理しなくていいから!!
すみません、監督!今日はこれ以上は無理です!!
申し訳ありませんが、京子は連れ帰らせて頂きます!!!」
「あ、ああ。そうだな。今日はこれで撮影終了!皆、撤収だ!!」