Epiphone 1964年製 FT-79N Texan NAT [Beatles Gear] | HOWL GUITARS

Epiphone 1964年製 FT-79N Texan NAT [Beatles Gear]

ナマステー

HOWL GUITARSのhiroggyです。

もはや恒例のイントロ文で、インド一人旅の中で起きた事などを面白おかしく文章に表してみようと思います。

これまで書きためた旅行記は 「インド旅行記」 ブログテーマでまとめていますので、気になったら見てやってください。

ようやく?ハンピ編スタート。

楽器説明文と写真だけ見たい人はサーとスクロールダウンしちゃって下さいヾ( ´ー`)


インド旅行記 (9) ハンピ編 「ヴィルパークシャ寺院の象」

ヴィルパークシャ寺院は現役の寺院である。インド・カースト制の中でも最高階級に位置する司祭バラモン がここヴィルパークシャ寺院に仕えていて、多くの巡礼者がここを訪れている。控えめに言っても僕は "エセなピルグリマー" だからインドの神々の名前やインドの遺産歴史に詳しくないけれど、この寺院について簡単に説明する。シヴァの化身とされるヴィルパークシャ神を祀っており、ヴィジャヤナガル様式という構造でその聖域を守っている。大小の二つの塔門、寺院を囲む長い回路、拝堂と本堂、とその面積はけっこう広い。

そびえたつ。まさにそんな言葉がふさわしいヴィルパークシャ寺院の塔門は、白亜色の石造りの大きな塔門だ。塔の側面にはヒンドゥー神々の彫刻がいたるところにありその遺跡を見上げているだけで飽きがこない。ああ、いよいよハンピに来たんだなとしみじみもする。かなりな数の神々の彫刻に圧倒されて首と目が痛くなってきたところで、僕は門をくぐって寺院内部へと進む。まず驚くのはその塔門と本堂までの間に広い中庭があり、はいってすぐ左側にマンモスみたいに大きな象がいる。僕はその巨大な象に近寄ってみた。檻と呼べなくもない簡易な鉄柵の中の象は慈悲的な目をしていた。お金を払うと象が鼻で頭を撫でてくれるというサーヴィスがあって、ここの名物象さんのようだ。僕もやってみようかななんて思っていたら、前の観光客がお金を払っているあたりで急に象が不機嫌になってしまった。パオーン。頭をぶんぶん振って鼻息の荒い象を目の前にすると、それはなかなかの恐怖だった。パオーン。世話係の人がバナナやりをして気をなだめていたがしばらくは近寄らないほうがよさそうだ。あんな大きな足で蹴られたり踏まれたりしたらたまったもんじゃあない。パオーン。

奥に進み本堂の敷地に入る前に小さな塔門がある。ここに履物を脱ぐスペースがあり、そこでサンダルを預ける。これは守らない人がたまにいるいけど (主に西洋人) 大変失礼にあたる。当たり前だけど僕ら日本人は畳に土足であらがらないように寺や神社に土足ではあがらない。しかしインドの寺院などでは神聖な敷地に入る時点で履物は脱ぐのだ。日本なら鳥居で靴を脱いで参拝するようなニュアンスだろうか。日本人もそこまで徹底してやらないけど、西洋にはまず靴を脱ぐという行為がそこまでないから (ベッドに靴のままごろ寝するローティーンや靴のままソファーで跳ねるキッズ) わりと理解不能な習慣のようだ。

オフシーズンだからだろうか、寺院内は人気があまりなく不思議な静けさを保っていた。サリーを着た中年女性の集団が石造りの中庭に座って涼んでいたくらいだった。素足で感じる石畳はヒヤっとして心地よかった。すべすべの石の上を歩くのはとても好きだ。これで雨でも降ってくれたら 「Singing In The Rain」 を口ずさみながらステップでも踏みたいくらいだ。
そういえばインドに来て雨が降っているところを見ていない。

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それでは本題の楽器紹介へ移ります。

今回ご紹介するイエスタデイなギターさんは

Epiphone 1964年製 FT-79N Texan Natural [Beatles Gear]です。



THE BEATLESのSir Paul McCartneyの愛機と同年の64年製のEpiphone Texan Naturalの入荷です!

ビートルズ・ファンには、間違いなく必須のアイテム。64年ヴィンテージのテキサンです。

2005年にポールの初のシグネーチャーモデルとして完全復刻された1964年 Epiphone Texanですが、ポールのサイン入り、Aged加工、40本限定生産ということでヴィンテージよりも高値 (確か400万程) で販売されたことも記憶に新しいです。

この64年の個体はギブソン・カラマズーファクトリーで作られたハカランダ指板&レギュラーナットの貴重な個体で、ポール・マッカートニー愛用うんぬん抜きにしても、確かに1964年というのはTexanの当たり年だと思います。

ちなみにEpiphoneは1963年までファットヘッドの為、ポールと同じスリムヘッド&ハカランダ指板&レギュラーネックの個体は63年後半〜64年後半までの短い間しか生産されておらず、探すとなかなか見つからないスペックになります。

トップの塗装は黄ばみや色焼けも少なく良い状態で、ピックガードの鼈甲柄も良く、Eマークも綺麗に残った素晴らしい一本です。

塗装の具合、倍音豊かな枯れたヴィンテージトーン全てがマッチしていて、生鳴りが素晴らしい一本です。

それではさっそくお写真を公開します。



ボディトップです。スプルーストップにマホガニーサイドバック。



オリジナルピックガードです。Eマークも綺麗に残っています。鼈甲柄がいい感じ。



ダブルリングのサウンドホール。



サウンドホール内のラベルです。ブルーラベルの上にシリアルナンバーが書かれています。



オリジナルのアジャスタブルブリッジです。



素晴らしい質感&色合いのハカランダ指板にパーロイドのParallelogram Inlay。オリジナルフレットです。スケールは25.5"スケール。



ヘッドトップです。スリムヘッドシェイプ、ドットありのEpiphoneロゴ。オリジナルナット、オリジナルトラスロッドカヴァーです。



ヘッド裏です。オリジナルのシングルラインクルーソンデラックス白ノブ。



ヘッド裏にシリアルナンバーが刻印されています。



ペグを外した状態です。改造歴や修理歴はありません。



取り外したオリジナルペグです。問題なく作動してます。



ネック裏です。マホガニーワンピースネック。握り易いグリップでとても弾きやすいです。



back viewです。EXCELLENT!!!!



ボディバックです。素晴らしい木目をしたマホガニーが使用されています。ありがちなクラック痕もなく、いい状態をキープしています。



オリジナルのエンドピン。無改造です。



オリジナルハードケースが付属致します。



なんと!当時の貴重なタグも付属します。



裏にはモデル名がスタンプされています。


ポール・マッカートニー使用機ドンズバの1964年製 FT-79N TEXANです。

サウンドは大きく、倍音豊かな枯れたヴィンテージトーンが最高で、ロウからハイまで非常にバランスよく鳴っています。

スケールが25.5"と長い分しっかりとしたテンションがあり、音にハリがあります。

フルオリジナルで当時のタグまで付属するコレクタブルな個体です。

お探しの方はお見逃し無く!


hiroggy
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