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2017年02月16日 15時49分29秒

Marshall 1965年製 JTM45 Bluesbreaker 2x12" Series1

テーマ: Amplifier
こんにちは、

HOWL GUITARSのhiroggyです。

今回は楽器の説明文が長いので、いつものインド旅行記イントロ文なしで

本題の楽器紹介をします。

今回ご紹介する世界中のアンプマニアが血眼になって探している伝説のアンプくんは

Marshall 1965年製 JTM-45 Mk IV Bluesbreaker 2x12" 1962 Series1 [Ultra Rare!!]



Absolute amp!! Marshall 1965年製 JTM-45 Mk IV Bluesbreaker 2x12" Series1が入荷致しました。

JTM45、JTM45/100、JTM100、JMP100と60年代の名機マーシャルアンプをここ数年で本腰入れてHOWL GUITARSで扱ってきましたが、今回の入荷は "もう二度とないでしょう、さあお待ちかね" の本物ヴィンテージBluesbreakerです。

Absolutely fabulous. マーシャルヴィンテージアンプの中でも絶対的な存在に位置するMarshall Bluesbreaker Comboです。

正式なモデル名は1962になります。1965年の発表からヴァリーションも複数あるので全貌とはいきませんが本個体のSeries1に重点を置いて説明させていただきます。

まずブルースブレイカーというと本個体のように12インチスピーカーが2発搭載されたコンボアンプというイメージが強いですが4x10"のモデル1961と2x12"のモデル1962の2機種があります。

また外観もおおまかに2種類あり (スピーカークロスやコントロールパネルを含めるとさらに多くなるので割愛) Marshallの権威からはSeries1とSeries2で呼ばれています。

本個体Series1の特徴は4x12"のハーフスタックキャビネットをさらにハーフにしたような角張った箱型のキャビネット、そしてスラントしたバッフルボードにグレー&ホワイトのピンストライプスピーカークロス、初期の個体にはCelestion G12 AlNiCo Speakerを搭載し (もっと極初期の個体にはMarshallブロックロゴとオフホワイトのスピーカークロスという仕様でした) VOXのようなブラスベンチレーションが2個アンプ上部に付いています。
JTM45トレモロヘッドのシャーシをそのまま流用したPlexiのコントロールパネルで、右にJTM45と左にMk IV。バックパネルはホワイトでSuper Tremolo Amplifierと入っています。

Series2はSeries1に数ヶ月遅れて発表されたましたが1965年後半にはSeries1と並行して少量ながら販売されていたようで (カタログには1967年まで載らなかった)、Series2の初期個体のシャーシ部分はSeries1と一緒のJTM45 MkIVが搭載されています。ただ外装は異なり、Series2はSeries1にくらべ横広になり奥行きがスリムなキャビネットサイズ、ストレートなバッフルボード、45Wや100Wヘッドシリーズのようにアンプ上面に大きく開けられたメッシュベンチレーション、スクリプトのMarshallロゴ、Celestion セラミックマグネットの通称Greenbackスピーカーを搭載。

1965年初期にMarshall初のコンボアンプとして発売され、ヘッドアンプ同様にJTM50 (Plexi)、JMP50 (Plexi or Ali Metal)と内部サーキットなどの仕様変更を経て1972年まで販売されました。ちなみにSeries1は全て45Wなので65〜66年しか存在しません。

1962年にJTM45の開発でFender Bassman 5F6-Aに対抗するヘッドとキャビネットのセパレートセットで成功したMarshallが当時イギリスで絶大な人気を持っていたVOX AC-30の対抗機種として生み出したのがBluesbreakerと言われています。発売当時はAC-30よりも安く、しかもワット数も高いコンボアンプとしてMarshall Ampの隆盛を支えたシリーズだったようです。

このアンプを語る上で外せないのは、みなさまご存知、エリック・クラプトンが使用したことです。

エリック・クラプトンはYardbirdsを脱退してすぐJohn Mayall and the Bluesbreakersに加入。1960年製Gibson Les Paul StdとMarshall 1962 (はじめの頃はJTM45とハーフスタック)を使用し、2010年代のいまでも世界中のMarshallアンプファンからHoly Grailと称されて、アグレッシヴで太く倍音豊かにディストーションしたロックギターサウンドを世に定義付けたと言われています。そのアルバムジャケットの中でクラプトンが読んでいるコミック雑誌にちなんで通称 「Beano」と呼ばれ、その後レスポールとブルースブレイカーの組み合わせが 「Beano Sound」 と呼ばれるようになりました。(筋金入りのファンからはそのコンビネーションにRANGEMASTERを外しちゃあかんがな!と言われそうですがアンプ説明メインなので割愛します)

クラプトンが使用した1962はSeries2なので、Series1は外観からするとBluesbreakerと呼べないと厳格なMarshallの権威は言います。ここまで本個体をBluesbreakerとさんざん呼んできましたが (苦笑)

本個体は、各パーツの仕様や特徴からすると65年から66年の過渡期の製造だと思われます。
初期のSeries1にしか搭載されていないCelestion G12 AlNiCo Speakerを2発搭載し、Marshallのスクリプトロゴ、Drake 1202-118メイントランス、Drake 784-128 w/Selector アウトプットトランス、Radiospares チョークトランスを搭載。当時の真空管GEC KT66も残っており、コレクタブルです。ピンストライプのスピーカークロスも比較的良い状態で、オリジナル度も高くコンディションはExcellentです。

本個体はもともとオランダ・アムステルダムの超有名レコーディングスタジオ Wisseloord Studioのコレクション品で、数々のビッグアーティストに実際スタジオ録音で使用されてきた一台。さすがしっかりとしたレコーディングスタジオで大切に扱われていたようで、サウンドが抜群に良く、素晴らしいハコ鳴りです。完璧にヴァイブしてます。このアンプの音色と音圧を身体にうけて久しぶりに鳥肌がたちました。

それではお写真を公開します。



オリジナルのスクリプトMarshallロゴ。



実物を見る機会が恐ろしく少ないオリジナルのピンストライプ・スピーカークロス。この色合いが堪りません。



top viewです。オリジナルのブラスベンツが2つ、オリジナルハンドル。



PLEXIコントロールパネル左側です。トレモロモデルのMk IVのマークが入ってます。



PLEXIコントロールパネル中央です。ノブもオールオリジナル。オリジナルのPLEXIパネルに割れもなく良いコンディション。



PLEXIコントロールパネル右側です。インプットジャック、JTM45のマーク。



キャビネット側面には金属製スタッズが付いています。



back viewです。オリジナルのカヴァリング。EXCELLENT CONDITION!! Tolexはこの年代だけに見られる緑掛かったGreenish Black Levant Tolexです。



MADE IN ENGLANDのプラスティックバッジが残っています。



バックパネルを外した状態です。シャーシは内側からキャビネットに木ネジでネジ止めされています。



バックパネルとシャーシを取り除いた状態。スピーカーは16Ωを2基並列に繋ぎ8Ωとなっています。



超貴重なCelestion G12 AlNiCo Speaker。ラベルは取れてしまっています。



超貴重なCelestion G12 AlNiCo Speaker。こちらもラベルは取れてしまっています。



オリジナルコーンでコンディションもGOOD。このスピーカーだけでもかなり貴重。そしてこのアンプのサウンドの重要なファクターでもあります。



良いコーンの状態です。エッジにスピーカーデイトが確認できます。64年製。



良いコーンの状態です。エッジにスピーカーデイトが確認できます。64年製。



取り外したシャーシです。通常のJTM-45とはアウトプットトランスの取り付け位置が異なることが分かります。



オリジナルのDrake Main Transformerです。



型番の1202-118が確認できます。



オリジナルのDrake 784-128 w/Selector Output Transformerです。



64年から65年頃のJTM-45 PAと同じくトランス自体にインピーダンスセレクターが付いている希少なOutput Transformerです。現在は8Ωにピンが刺さっています。真ん中が16Ωで一番右が100Vアウトになっています。



オリジナルのRadiospares チョークトランス。



貴重なホワイトバックパネル。シャーシの歪みもなく、良い状態を保っています。



Bluesbrakerにはシャーシとスピーカーが一体型のコンボアンプなので振動対策のために初段のプリ管には必ずショックマウントが付いています。バックパネルに型番のMkIVとモデル名のSuper Tremolo Amplifierが刻印されています。



これも貴重なオリジナルの60年代 GEC KT66 パワー管x2が確認できます。日本の時代劇にでてくる傘帽子的なストッパーも残っています。因みに66年以降はSpeaker Outの隣にインピーダンスセレクターが追加されます。この個体が65年の個体と物語るスペックと言えます。



GZ34整流管にもストッパーが付いています。電源ケーブルもコンボアンプなのでBulginタイプではなく直付けになっています。



オリジナルヴォルテージセレクターです。120V〜240Vまで選択可能です。LEADモデルとシリアルナンバーが刻印されています。



シャーシ内部の画像です。正常安全稼働のために電解コンデンサーなどの必要最低限のコンデンサー交換がされており、理想的なメンテナンス済みの個体です。



シャーシ左側の画像です。Mullard MustardコンデンサーやRadiosparesのコンデンサーが確認できます。



シャーシ真ん中の画像です。こちらもMullard Mustardコンデンサーが確認できます。C電源バイアス用の電解コンデンサーは安全の為に交換致しました。



シャーシ右側の画像です。トレモロ回路と電源トランスの内側が確認できます。



トレモロのフットスイッチはノンオリジナル品ですが付属致します。






まさにレジェンドアンプ。素晴らしい個体です。

PLEXIのMarshallを見つけるのも困難になった時代にまさかの本物のBluesbreakerを見つけてまいりました。

とにかくこのクラスのアンプは見つけようと思ってもまず見つかりません。当店でも、もう二度と手に入らないかもしれないレヴェルのアンプです。

オリジナル度も非常に高く歴史的価値のある一台であり、夢の一台でもあります。

個人的な印象を言わせていただくと、ここまで細々説明と解説をしといてなんですが、説明不要問答無用のベスト・マーシャル・アンプです。あまりに音が良かったので鳥肌が立って絶句しました。60年代のレコードから聞こえてくるサウンドがリアリティという輪郭を増してそのままスラップ・オン・ユア・フェイス。

伝説のアンプと言われるにふさわしい、素晴らしいサウンドです。

探されていた方はこの機会に是非。


hiroggy
HOWL GUITARS
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