Matchless 92年製 DC-30 Sampson-Era Grayの中身を覗く!!
皆様ごきげんよう
HOWL GUITARSのGichiです
本日は、問い合わせの多い
Matchless 92年製 DC-30 Sampson-Era Gray
を細かく見ていきたいと思います
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/5f/23/j/t02200165_0600045010191814357.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/f0/ae/j/t02200165_0600045010191814450.jpg?caw=800)
まず、マッチレスについて簡単に触れたいと思います
Matchless Amplifier Companyは1989年にRick Perrotta・Steve Goodale・Mark Sampsonの三人によってアメリカ カリフォルニア州 ノースハリウッドに設立されました。
[古き良き時代の真空管アンプを最新の回路技術と部品をもって再現し世界に誇れるアンプを製造する]
という目標を掲げ、当時ヘヴィーメタル全盛期の中、流行とは全くの真逆を行くブティックアンプを生み出した。しかし、設立当初は周りからは「無謀だし高いし」という事で受け入れられなかった、その後の1992年にギタープレイヤー紙でDC-30が大絶賛され、それから爆発的な人気を獲得するようになります
構造的な部分では、60年代のVOX AC-30の回路を基本とし、独自に開発された高級オーディオさながらのClass-A回路を採用したオールハンドメイド、ポイント・トゥ・ポイントのオールチューブアンプのギターアンプです
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/17/howlguitars/1d/5b/j/t02200169_0600046210191834396.jpg?caw=800)
Matchless設立当初の若かりしRick Perrotta(左)とMark Sampson(右)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/17/howlguitars/c1/86/j/t02200165_0600045010191834454.jpg?caw=800)
Sampson-Era期のMatchlessのカタログです
1995年頃の英文のカタログ(左) 1993年10月ブライトインターナショナルの和文カタログ(中) 1992年頃の英文のカタログ(右)
それでは、今回のMatchless 92年製 DC-30を細かく見ていきましょう
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/ea/4a/j/t02200165_0600045010191815458.jpg?caw=800)
まずはトランスのDateの写真から、1992年の10月28日という事を表しているスタンプ
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/d6/80/j/t02200165_0600045010191814797.jpg?caw=800)
シリアルナンバーが書いてあるプレートの画像です、シリアルナンバーはM133Xです
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/2d/b6/j/t02200165_0600045010191814538.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/16/9f/j/t02200165_0600045010191814610.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/f2/55/j/t02200165_0600045010191814695.jpg?caw=800)
ブランドロゴプレートです、後の個体と違うのは文字のエンボス加工が斜めに面取りしてありより立体的に見えるようになっています、複雑でコストが掛かったのでしょう、すぐに簡略化したロゴになります
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/b2/c8/j/t02200165_0600045010191814947.jpg?caw=800)
これは有名、皮のハンドルではなくプラスティックハンドル。因にプラハンも2種類あり、これは前期型。DC-30ではプラハンから皮ハンに変わるのは1994年の途中です(それ以外の機種では1994以降でもプラハンは存在します)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/cf/52/j/t02200165_0600045010191815057.jpg?caw=800)
キャビネット内の画像です、ロゴの内側に青色のカラーフィルムが貼ってあるのが確認出来ますね。因にライトが青く光るのも初期だけの仕様です。後になればなるだけ簡略化していく為、初期物が人気高くなってしまうのでしょう
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/8a/fc/j/t02200165_0600045010191814866.jpg?caw=800)
スピーカーの画像、これを見てピン!ときた人はかなりのマニア♬
Matchless特注のセレッションスピーカーですが、「M」の金文字と周りの黒い枠の色が後々の物とは反転しているデザインで、最初の発注ロッド分だとわかります。さらに、左右のスピーカーのワット数が違うのは有名な話(左が30W、右が25W)ですが、スピーカーデカールは30Wに合わせて作られた同じ物を貼っているので25Wの小さい方のデカールが若干はみ出ています。またスピーカーユニットのカラーも黒と銀で色が違っているところが初期のガレージでの製作している様子が伺えます
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/62/4a/j/t02200165_0600045010191815394.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/7f/fc/j/t02200165_0600045010191815331.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/ec/76/j/t02200165_0600045010191815529.jpg?caw=800)
シャーシ部の画像です。真空管もMark Sampson自身がプライベートでコレクションしていたVintage NOS 真空管が使用されており、60's RCAやSylvaniaが所々に搭載されています。また整流管には、GZ34(5AR4)1本ではなく5V4Gが2本仕様となっております
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/18/howlguitars/bf/d3/j/t02200165_0600045010191856074.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/18/howlguitars/81/c6/j/t02200165_0600045010191856130.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/25/13/j/t02200165_0600045010191815861.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/18/howlguitars/80/c0/j/t02200165_0600045010191856196.jpg?caw=800)
シャーシ内の画像です。プリント基板を一切使わずテフロンワイヤーと銀ハンダで丁寧にハンドワイヤリングされています。またチューブアンプの肝となるトランスも紙ボビンを用いた手巻きの自社製(高音真空浸透製法のオリジナル)を使用しています
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/02/78/j/t02200165_0600045010191816168.jpg?caw=800)
チャンネル1(左のチャンネル)の裏側です。透き通るようなクリーンサウンドが特徴的
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/31/4c/j/t02200165_0600045010191816101.jpg?caw=800)
チャンネル2(右のチャンネル)の裏側です。ミッドの強いブリティッシュサウンドが特徴的、ロータリートーンスイッチの裏側がハンダ難しそう、、。
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/ae/cd/j/t02200165_0600045010191816040.jpg?caw=800)
マスターボリュームの裏側です。引っ張るとマスターが効くようになっております
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/6b/e4/j/t02200165_0600045010191816252.jpg?caw=800)
スピーカーアウトジャックとヒューズボックスの裏側です
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/28/e2/j/t02200165_0600045010191816303.jpg?caw=800)
最後に今回特別オーダーで製作してもらったツアーケースです。耐久性のレベルは通常のケースがレベル4なのに対し、最高レベル11でオーダー致しました。安全性は抜群です
と、画像と一緒に見て頂きましたが、驚く程多くの違いが初期物にはございます
滅多に市場に出てこない歴史的価値のあるDC-30だと思います
また、当店にてMatchless C-seriesのProtoもございますので、市販品との違いを知る事も可能ですので、是非一度ご来店下さいませ
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております
HOWL GUITARS
Gichi
HOWL GUITARSのGichiです
本日は、問い合わせの多い
Matchless 92年製 DC-30 Sampson-Era Gray
を細かく見ていきたいと思います
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/5f/23/j/t02200165_0600045010191814357.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/f0/ae/j/t02200165_0600045010191814450.jpg?caw=800)
まず、マッチレスについて簡単に触れたいと思います
Matchless Amplifier Companyは1989年にRick Perrotta・Steve Goodale・Mark Sampsonの三人によってアメリカ カリフォルニア州 ノースハリウッドに設立されました。
[古き良き時代の真空管アンプを最新の回路技術と部品をもって再現し世界に誇れるアンプを製造する]
という目標を掲げ、当時ヘヴィーメタル全盛期の中、流行とは全くの真逆を行くブティックアンプを生み出した。しかし、設立当初は周りからは「無謀だし高いし」という事で受け入れられなかった、その後の1992年にギタープレイヤー紙でDC-30が大絶賛され、それから爆発的な人気を獲得するようになります
構造的な部分では、60年代のVOX AC-30の回路を基本とし、独自に開発された高級オーディオさながらのClass-A回路を採用したオールハンドメイド、ポイント・トゥ・ポイントのオールチューブアンプのギターアンプです
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/17/howlguitars/1d/5b/j/t02200169_0600046210191834396.jpg?caw=800)
Matchless設立当初の若かりしRick Perrotta(左)とMark Sampson(右)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/17/howlguitars/c1/86/j/t02200165_0600045010191834454.jpg?caw=800)
Sampson-Era期のMatchlessのカタログです
1995年頃の英文のカタログ(左) 1993年10月ブライトインターナショナルの和文カタログ(中) 1992年頃の英文のカタログ(右)
それでは、今回のMatchless 92年製 DC-30を細かく見ていきましょう
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まずはトランスのDateの写真から、1992年の10月28日という事を表しているスタンプ
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/d6/80/j/t02200165_0600045010191814797.jpg?caw=800)
シリアルナンバーが書いてあるプレートの画像です、シリアルナンバーはM133Xです
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/2d/b6/j/t02200165_0600045010191814538.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/16/9f/j/t02200165_0600045010191814610.jpg?caw=800)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/f2/55/j/t02200165_0600045010191814695.jpg?caw=800)
ブランドロゴプレートです、後の個体と違うのは文字のエンボス加工が斜めに面取りしてありより立体的に見えるようになっています、複雑でコストが掛かったのでしょう、すぐに簡略化したロゴになります
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/b2/c8/j/t02200165_0600045010191814947.jpg?caw=800)
これは有名、皮のハンドルではなくプラスティックハンドル。因にプラハンも2種類あり、これは前期型。DC-30ではプラハンから皮ハンに変わるのは1994年の途中です(それ以外の機種では1994以降でもプラハンは存在します)
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/cf/52/j/t02200165_0600045010191815057.jpg?caw=800)
キャビネット内の画像です、ロゴの内側に青色のカラーフィルムが貼ってあるのが確認出来ますね。因にライトが青く光るのも初期だけの仕様です。後になればなるだけ簡略化していく為、初期物が人気高くなってしまうのでしょう
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/8a/fc/j/t02200165_0600045010191814866.jpg?caw=800)
スピーカーの画像、これを見てピン!ときた人はかなりのマニア♬
Matchless特注のセレッションスピーカーですが、「M」の金文字と周りの黒い枠の色が後々の物とは反転しているデザインで、最初の発注ロッド分だとわかります。さらに、左右のスピーカーのワット数が違うのは有名な話(左が30W、右が25W)ですが、スピーカーデカールは30Wに合わせて作られた同じ物を貼っているので25Wの小さい方のデカールが若干はみ出ています。またスピーカーユニットのカラーも黒と銀で色が違っているところが初期のガレージでの製作している様子が伺えます
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![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/7f/fc/j/t02200165_0600045010191815331.jpg?caw=800)
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シャーシ部の画像です。真空管もMark Sampson自身がプライベートでコレクションしていたVintage NOS 真空管が使用されており、60's RCAやSylvaniaが所々に搭載されています。また整流管には、GZ34(5AR4)1本ではなく5V4Gが2本仕様となっております
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シャーシ内の画像です。プリント基板を一切使わずテフロンワイヤーと銀ハンダで丁寧にハンドワイヤリングされています。またチューブアンプの肝となるトランスも紙ボビンを用いた手巻きの自社製(高音真空浸透製法のオリジナル)を使用しています
![HOWL GUITARS](https://stat.ameba.jp/user_images/20090605/16/howlguitars/02/78/j/t02200165_0600045010191816168.jpg?caw=800)
チャンネル1(左のチャンネル)の裏側です。透き通るようなクリーンサウンドが特徴的
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チャンネル2(右のチャンネル)の裏側です。ミッドの強いブリティッシュサウンドが特徴的、ロータリートーンスイッチの裏側がハンダ難しそう、、。
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マスターボリュームの裏側です。引っ張るとマスターが効くようになっております
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スピーカーアウトジャックとヒューズボックスの裏側です
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最後に今回特別オーダーで製作してもらったツアーケースです。耐久性のレベルは通常のケースがレベル4なのに対し、最高レベル11でオーダー致しました。安全性は抜群です
と、画像と一緒に見て頂きましたが、驚く程多くの違いが初期物にはございます
滅多に市場に出てこない歴史的価値のあるDC-30だと思います
また、当店にてMatchless C-seriesのProtoもございますので、市販品との違いを知る事も可能ですので、是非一度ご来店下さいませ
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております
HOWL GUITARS
Gichi