パナホームのセールストーク | ガッツレンタカーオーナーのブログ

ガッツレンタカーオーナーのブログ

ガッツレンタカーFC店舗のオーナー始めました。不動産業もしてます。リーマン時代に行政書士と土地家屋調査士の資格を取得しましたが僕には向いていないことに気が付いて登録やめました。


☆失敗したくない人へ☆ 住宅塾 ☆ 塾長のブログ


最近 外壁を総タイル貼りで 化粧した商品が 一部のハウスメーカーから


出ていますよね。




「 外壁を全て 光触媒タイルで覆うので 雨で汚れが落ちるし、タイルは


 メンテナンスフリーですから 少々お高いですが 外壁の手入れも不要


 になり 将来的にはかなりお得ですよ・・・ 」



担当営業は 決まってこんなセールストークで消費者を誘惑します


何も知らなければ


「後々のメンテナンスを考えたら 良いかも!!見た目も良いし!!」 


と 思う人も 多いのではないでしょうか?



しかし、 これは 一般消費者が知識を持たないことが前提で成立する


ということは この業界に居る人間なら 誰もが知る事です


(そもそも メンテナンスフリーの外壁など 存在しない)


やはり 正しい知識を持たないと きちんとした判はできませんからね。





確かに  タイル自体は 焼き物で 耐久性は高いです


しかし・・・ 


何故 他の大手ハウスメーカーが 使用に積極的ではないのか?

 

何故、マンションではよく使われるが、一般住宅では余り使われないのか?


・・・ おかしいと思いませんか??





少し長くなるので 回を分けて 塾長の個人的考えを書いていきましょう


オチは 今週のメルマガでまとめますが その前までは このような


オープンな場で 書ける範囲まで 書いていきますね



【その①】


一概に タイルと言っても 焼き方で その特徴は異なってきます


ちなみに セキスイハイムとパナホームでも 標準で使っているタイルの


種類は違います


その種類とは、  磁器質タイル と 陶器質タイル 


磁器質タイルの特徴は 

緻密で硬く、たたくと清音を発する、吸水率は1%以下 というもの


陶器質タイルの特徴は

素地が多孔質で吸水性が大きく、叩くと濁音を発する、吸水率は22%以下



外部に使用する場合 磁器質の方が 湿気が籠らず お勧めですね 



【その②】


地震とか風などによる横からの力に対して


壁や柱を太くして 揺れずに堪える構造を 剛構造


あえて建物が揺れるようにして 横に力を逃がす構造を 柔構造 


と言います。 


高さ30M以下の、少し昔のマンションは 構造が多いですね


一般住宅、超高層ビル、最近のマンションは 殆どが構造 です。


そして


総タイル貼りという化粧がされるのは 剛構造のマンションが 殆どです



これは 何を意味するか・・・


そうです。柔構造の建物にタイルを貼ると 後々余計なリスクが増える、


ということですね



2階建ての一般住宅でも ウベハウス(倒産した)や大成パルコンのような


コンクリート造の剛構造な家では 総タイル貼りもよく見かけましたが


剛構造と柔構造は 全く別物、と考えて、


次回は 柔構造の一般住宅に絞って 



「柔構造の家の外壁を 総タイル貼りにするリスク」


 について 話しを進めていきますね