牛は自分の目でみると、縦サイズも横サイズも想像以上に大きいので、最初見るときはやはり少し怖く感じられる方も多いようです。もちろん、私もその一人でした。


先週行われた、佐渡エコツーリズムガイド養成講座の時にお久しぶりに畜産家の池野さんにお会いし、

ドンデンの牛達のことを講義していただきました。


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牛は本来、とてものんびりとした性格で自分から相手に攻撃するということはないこと、

そして、観光客も訪れる場所で放牧している以上、友好関係を築かなくてはいけないということ。

ことを教わりました。


主従関係でなく、友達として贈り物を贈って、こちらは敵ではないんだよ

ということをわからせてあげるのだそうです。


・・・というわけで(笑)牛達に餌付けを行うことになりました。

こういう所は、本当に野生動物とは大きく異なるところですね。


餌付けに使う食べ物は、なんと「味噌」!

炎天下の中を放牧するためか、塩っけを欲するようです。

掌の上にこんもりと味噌をのっけて、そ~っと牛さんの口元に近づけると・・・・


ベロリン!


と自分の顔くらいはあろうかと思うくらいの舌をだして、なめてきました!

こ、これはかなり痛いです。牛さんの舌はどういう理由かはわかりませんが、とげがあるようですね。


味噌を食べてくれた後の牛さんは、それこそ甘えてくれるくらいに「もっとくれよ、もっと~」と

おねだりしてきます。

といっても、牛流の甘え方なので、それなりに身構えておきましょう(笑)


私のようにカメラにおさめようとすると、牛の角に(こちらの牛さんは角を切ってはいません、これも自然です)突撃されますから、これも気をつけましょう。


人と動物の共存は・・・

人がすこしだけ牛の立場に立ってやることかもしれません。

少しだけでも、大分変わると思います。