MacBook Pro Early 2011 15" SSD置換 & 16GBメモリ。作業編。 | MacとXPERIA、それにヤマハとベリ。

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FileFaultのオフに2時間強かかるも、とりあえず無事にアプリケーション類の認証解除も完了したのでいよいよ置換作業に入る。
まずはSDDを、と思っていたのだが、やはりメモリからすることにした。
メモリは公式サポート外なので、ロジックボードとOSが認識してくれなければアウトだからだ。
今回もメモリはCFD、SSDはcrucialのM4を準備した。

こちらのリポートを参考にさせていただいた。
MacBook Pro (15-inch, Early 2011)を16GBメモリ+SSD化
http://www.softantenna.com/wp/mac/macbookpro-5/
MacBook Pro の HDD を SSD に換装したら心も Mac も軽やかになったよ
http://www.msng.info/archives/2011/10/changed-macbook-hdd-to-ssd.php



▼必要工具。
精密ドライバーとトルクスドライバーT6だ。
てっきり揃ってると勘違いしてたのだが、うちにあったのはT8とT9。どうやら以前MacBookに使ったのはT8だったもよう。しょうがなくヨドバシへ。
ちなみにMBPの裏蓋のネジはかなりショボそうなのでちゃんとしたドライバーの方が無難なのだろうが、前回も100均の精密ドライバーで大丈夫だったので今回もそれ。しかしトルクスドライバーは特殊なので、100均はおろか、ホームセンターでも取り扱っていないことが多い。

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▼MBPをひっくり返す
10個のネジ全てを慎重に外す。この行程は前にもやったので(前エントリー参照)初めての時よりネジはきつくない。
精密ドライバーを使用。
ネジはなくさないように、順番通り並べておく。短くて小さいの7本、長いのが3本あるので注意。 なんかいつの間にか磁化してる…。

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▼裏蓋を外す
これが意外と外れないので、奥側の空気取り込み口のあたりに指を入れて外す。
そういえば内側に2箇所、ツメがあるんだった。多少思い切りが必要。ちなみに裏蓋はかなりやわ。簡単に折れ曲がると思うので注意。

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相変わらず計算され尽くした内部構造(勝手にそう感じてるだけだがw)にほれぼれする。
そしてこの部分にメモリとHDDが搭載されている。

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▼メモリのせかえ
前回のと同じ、CFDのもの。今回は8Gの2枚組だ。どうやらチップは2枚ともbuffaloのもののようだ。これは期待できる?

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本体取り付け部には、2枚のメモリが2段に重なっている。
メモリに引っ掛かってるツメをそれぞれ左右に開けば、勝手に持ち上がるので、それを抜く。ちなみに持ち上がってきた時はすでに外れた状態なので、抜くのに力はいらない。
もし抜けないようならまだツメに引っ掛かってる証拠だ。無理してはいけない。
1枚目を取って、もう一度さらにツメを広げると2枚目が持ち上がる。

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挿す時は抜いたのと逆の手順で、斜めに差し込んで真上から押す。すると先程のツメが押さえてくれるので、2枚目も同じようにする。この時、1枚目が持ち上がってくるのだが、かまわず押し付ける。
相変わらずホントにはまっているのか、よくわからない、なんともいえない不安感はぬぐえない。今回はカチッとはまった感もあまりなかったように思えた。

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▼メモリの動作確認
ここで一旦裏蓋を閉め、メモリが認識されているか確認を取る。
OS10.6とBootCampのWindows7をそれぞれ起動して、システムの情報から確認する。どうやらめでたく両方とも認識されているようだ。

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▼いよいよSSD置換作業
Amazon等のレビューでも成功事例の多い鉄板のcrucial M4。
Bootcampのこともあるので、容量は512Gである。このクラスでも随分値下がりしたものだ。
そういえば、パッケージとかラベルのデザイン変わったのね。前の方が好みだったのだが。まぁ、どうでもいいか。

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再び本体をひっくり返し、裏蓋を開け、今度はHDDを外す。
HDDの上部を固定している部品があるので、まずはこれをドライバーで外す。

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プラスチックのタブみたいなものを引っ張れば簡単に持ち上がるが、裏にフラットケーブルがあり、それがHDDに繋がっているのでそーっとめくってみる。

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ケーブルに注意しながら、コネクタを外す。このケーブルを傷つけたら終わりだ。ちょっときつい。まっすぐに抜かなくてはならないが、それがまた大変。

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▼固定ネジの付け替え
ケーブルを外したHDDの固定ねじをT6トルクスドライバーで外す。
全部で4つ。
それをSSDに付け替える。ネジだけ。マウンタとかは特にない。

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後から知ったのだがこのネジ、どうやらペンチでも外れるらしい…。
>>>MacBook Pro 2011 SSD交換作業 PRT.1 http://lifepic.blog121.fc2.com/blog-entry-84.html
ヨドバシ行かなくてもよかったじゃん…。

そしてSSDにコネクタをはめて、ケーブルがねじれないようにきれいに元あったように戻す。

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ふぅ。
これにて置換作業は完了だ。
あとは蓋を戻して、ネジを慎重に閉め直せばいい。

ちなみにHDDに引っ張るためのプラスチックのタブが付いているのだが、これはただ張り付けているだけなので、簡単に剥がせる。SSDに付け替えようかとも思ったが、なくても取り出すのに不自由はしなかったのでやめた。

白MacBookがユニボディになって以来、裏蓋が簡単に外せるようになって、内部が全部見れるので交換がしやすくなった。少なくとも素人がアクセスできるドライブ、HDD、メモリは。
Macは修理代が高いので、これは非常に助かる。以前、ドライブが壊れた知人が修理依頼をしたところ、6~7万の請求がきたらしい。たかがスーパードライブでこれはありえない金額だ。
しかし、新しいMBPは中身の交換はもとより、修理なども殆どできないらしい。iFixitが報じている。ましてや、素人には未知の領域だそうだ。これはiPhone5もそう。
ジョブズがいなくなってからというもの、新製品の情報は駄々漏れなくせに、製品は前にも増してよりクローズドになってきている。
情報はオープンで製品はクローズド。楽しみがいっぺんに二つとも消えた。
この流れはいががなものか。
世界一が転落する日の始まりを示唆しているのだろうか。

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