今回お伝えするのは、肥満を解消する方法です。
そもそも肥満とは、体重の重い軽いには関係なく、「体脂
肪率の高いこと」をいいます。
肥満解消を考えた場合、まず最初に思い浮かぶのがカ
ロリー計算による食事療法です。
確かに、食事療法とあわせて行わなくてはならないのです
が、間違った運動法を続けていては、改善されるどころか、
身体をこわしてしまいます。
それでは、脂肪を燃焼し、排泄させる運動法とはどのような
ものなのでしょう・・・
■ 脂肪を燃焼させ排出させる運動法とは
一般的に運動をはじめてから、最初の２０分間は主に糖
（グリコーゲン）がエネルギーとして消費されます。
２０分を過ぎたあたりから、糖と脂肪が半分ずつエネルギー
として消費されるようになり、４０分を過ぎたあたりから、主に
脂肪だけがエネルギーとして消費されるようになります。
いくら毎日せっせと運動を行っても、それが２０分以下では
効果はないということです。
つまり、脂肪の代謝を効率的に高めるには１回の運動につき、
最低４０分以上は行う必要があるということです。
ところで、この脂肪を燃焼させるには酸素が必要です。
ですから、おこなう運動は「有酸素運動」でなければならないの
ですが・・・
そもそも、「有酸素運動」とは、細胞に常に十分な酸素を供給す
る運動のことですが、あなたはどのような運動を思い浮かべら
れましたか？
ジョギング、大きく速く歩くウォーキング、水泳、エアロビクスetc
これらの運動のことだと思われましたか。
ところが、これらの運動は「有酸素運動」ではなく実際は「無酸
素運動」であるということはご存じでしょうか？
あなたが思い浮かべた運動は、続けているうちに息がハーハー
と荒くなりませんか。
息が荒くなると言うことは「細胞に酸素が足りないからどんどん
送ってよ～」と要求しているからなのです。
本当の「有酸素運動」とは、何分動こうが息が上がらないような、
静かで、ゆったりとした動きで身体を動かす運動のことなのです。
つまり、太極拳のようにゆったりと動くとか、のんびりとゆっくりと
歩くといったものなのです。
そうなのです。
脂肪を燃焼させ肥満の解消に効果的な運動法とはゆっくり正しい
姿勢で４０分以上歩くことなのです。
何も毎日する必要はありません。
週に２回程度で十分。
近くに野山や自然がある方は、綺麗な空気を吸って散策しながら、
野山に行く余裕がなければお家の周りを歩いたり、時にはウィンドー
ショッピングを楽しみながら。。。
ただ、ゆっくりと時間をかけて週２回程度４０分以上歩くだけです。
この方法を続けていると、動いていなくても脂肪の燃焼率が上がり、
脂肪の付きにくい身体へと変わります。
是非、肥満の気になる方は週２回でも続けてみて下さい。