相鉄・小田急大和駅から徒歩5分弱ぐらいであろうか、
ヨークマート大和中央店からほど近い場所に独特な建物が眼に飛び込んでくる。
こう見えても喫茶店、あの煙突はコーヒー豆の焙煎機から延びているものだ。
入口側から見てもまるで雪国のような独特な屋根の形をしている。
こう見えても創業1972年の歴史ある自家焙煎珈琲専門店「茶居珈」(ちゃいか)、
コチラの自家製ハンバーガーをいただこう。
外観は奇抜でも店内は古民家的というべきか、シックで落ち着いた色合いの内装であった。
ご主人とマダムとで切り盛りしている模様。
店内に流れているインターFMが少々騒々しいが、
ハンバーガーを出す純喫茶なのだから、欧米な雰囲気があってもおかしくはあるまい。
奥には大人数対応のテーブル席がある。
入店時はここに紳士淑女たち6人ぐらい座っていて談笑中であった。
パンケーキの話もしていたようで、こんなところでもブームを感じさせる一コマであった。
この席だけ異常に天井が高く、照明も天井から吊り下がっている。
一番おいしい席なのかもしれない。
さて自家製ハンバーガーであるが、これまでの純喫茶バーガーに比べて
かなり今風の本格的なグルメバーガーに近づいてきているのではないだろうか。
パティが明らかに普通のハンバーグとは異なるハンバーガー用のパティに見えるし、
ピクルス付きになったのはボンネット 以来。
ゴマ付きのバンズもふかふかで、そっと持たないとすぐ潰れてしまうほど。
パティは牛肉のうまみがしっかりと感じられてビーフ100%なことは間違いないだろう。
ソースもなかなかスパイシーな味付けで、全体的に味付けが濃く仕上がっている。
ただパティが非常にしっとりめな食感で、歯ごたえという点ではやや物足りない。
+90円のサラダを付けてみたが、セットとは思えないほどの山盛りサラダが出てきた。
他の軽食メニューもサラダセットにできるので、これはセットにした方が得だろう。
さらにハンバーガーにはデフォルトでポテトサラダも付く。
フィドラー
や平林
に比べると少々手の込んだプロ仕込のバーガーとなってきた。
これ以上のものを純喫茶バーガーに求めるの少々酷かもしれない、というところまで来たか。
次回は純喫茶でありながら今風のグルメバーガーを取り入れたあの有名純喫茶バーガーで
純喫茶バーガーシリーズ最終到達点として締めくくりたい。
【純喫茶バーガーシリーズ】
創業60年超グルメバーガーの原点を探れ/ボンネット (熱海)
若いムードに若いセンスが息づく純喫茶バーガー/喫茶平林 (横須賀)
純喫茶バーガーは庶民のためにあり続ける/Fiddler (御徒町)
老舗ベーカリー仕込みの純喫茶バーガー/布屋パーラー (八王子)
自家製パテにサラダがうれしい純喫茶バーガー/茶居珈 (神奈川・大和)
純喫茶に新風を吹き込んだ純喫茶グルメバーガー
☆★☆茶居珈☆★☆
営業時間 9:00~21:00
メニュー セットがないため自家焙煎珈琲を味わうことができなかったのが残念だ
(消費税5%時の価格です)