あけましておめでとうございます。読者の皆様がた、今年もよろしくお願いいたします。


さて、新年第一号は、チャンネル桜さんが年末に取り上げてくれていた、普天間問題の特集号です。
二時間ほどの長編ですが、井上和彦さんと大高美貴さんの総力を尽くした取材の、非常に力作ですので、ぜひご覧ください。





宜野湾市に住んでいる私自身、知っていることも知らないこともありました。

軍用地問題に関しては、これはすべて真実であり、虚偽は全くないことを地元民として保障します。沖縄県民である程度ものごころがついている人には、常識です。

二重収入に関しては、この動画ではあたかも悪いことのように報道されていますが、容認されているものなのだから、それほど悪いことだとは私は思わないです。

(農作物の収入など、基地内の畑はとても小さなものなのですから、収入はたかが知れているからです。検索で調べてみましたが、一番黙認耕作地が多いという恩納村でも一戸当たり20アールくらいですので、ほとんど収入になっていない耕作地も多いはずです。)


それよりも、沖縄県民として恥ずかしく思ったことは、「反基地運動で地代を吊り上げている似非反戦平和運動」がまん延していること。


もちろん、いままでばら撒きの補助金漬けにしてきた自民党政権にも大きな責任はあると思いますが。

すぐには無理でも、沖縄県民は何とか基地以外の産業を復興して、誇りある沖縄を取り戻すべきではないでしょうか?

ただし、それには、やはり政府の援助も必要でしょうが、単にばら撒くだけではなく援助の仕方にも工夫してほしいと思います。

一生懸命働いた企業ほど報われるような援助をしてほしいもんです。


それから、3つめの動画にある、「普天間第二小学校問題」に関して。

私自身は、このことを知りませんでした。

実は、この時期は、私は本土の学校に通っていて、沖縄には年に3回程度しか帰らなかったので、当時の新聞や沖縄のメディアの報道をあまり目にしていないのです。

家族や親せきに聞いてみると、確かに普天間第二小学校の移転は決まっていたそうです。

しかし、革新系の桃原正賢市長の時に、いつのまにかその話は消えてなくなったというのはホントのようです。

父やおじなどは、「桃原市長のときに普天間基地の移設は決まったから、基地が移転するんだから小学校は移転する必要はない、ということだったんじゃないか?」と言っていましたが・・・


結局普天間基地が移転するかどうか自体がわからない状態なので、さっさと小学校の方の移転を先にしてしまっていたほうがよかったですよね。

「左翼が子供たちを政治利用した」という批判を浴びてもしようがない失態だと思います。

 水島社長に、「普天間は何もない野っぱらで、基地を作った後に住宅があつまった」

と言われるのは、まあ正しいといえば正しいんですけど、ちょっと地元民として腹が立つので、

一応私が家族や親せきから聞いている話しを書いておきます。

 普天間基地がある地域は、平坦な土地であったため、米軍に早く目をつけられ、戦後すぐ接収されたそうです。

 たしかに、基地が建設されたのは、当時集落があった新城、喜友名、宜野湾、神里以外には、民家もなく、米軍による家屋や田畑の取り壊しなどの強制的な接収があったわけではなかったそうですが、ただの野っぱらだったというわけではなく、地元で伝統的に行われていた馬のレース場や、子供10名ほどで手をつないでも周囲を囲みきれないくらい巨大な松の木が何十本も生えていた人工林があったようです。


(私は以前、宜野湾市の伊佐浜という地域では土地の強制接収があったと聞いていたのですが、それは普天間基地ではなく別の基地(旧ハンビー飛行場)のための接収だったようです。)


 私の父の世代としては、思い出として大切なものを奪われたような感覚は持っているようなのです。そう言った愛郷心は、愛国心と通じるものなのですから、保守を自任する方でしたらデリケートな内容だと理解して発言してほしいなと思います。


 もちろん、こういう細部が最重要ではなく、これからの日本と言う国土を守れる大勢と、沖縄の雇用を守れるような対策が、県民としては最重要であると考える、私のような人間が沖縄にも居ることは申し伝えておきます。

(このブログでは何度も同じことを書いているのでしつこいですが、私は、もし国同士の約束で、辺野古への移転というところから動かせないのなら、国防を最優先する立場から、移転を容認します。)


 そして、米軍に依存しすぎずに、憲法9条改正により、自衛隊による防衛をしっかりできるようにして、徐々に自分の国は自分で守る大勢を早急に作って欲しいものです。

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